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サッカーのマッチレポートなどを中心に。その他サッカーのうんちく系ブログ。

日本代表 ウズベキスタン戦レビュー

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えー、いきなり鬱AAから入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。僕は元気です。


というわけで、本日もサッカーの話です。先日行われたサッカー日本代表のウズベキスタン戦の話でもしようかと思ってます。で、なんですが、試合最初の5分でTVの前で頭抱えて、へたりこみました。だって、あれはないよ。


一応、長谷部トップ下のサプライズとか、阿部ちゃんと遠藤のダブルボランチとか、違う意味での見所はあったんですが、正直、そんなんどうでもよくなる出来事が序盤に起きました。


日本代表の守備の上での欠点

ご存じの方もおられるかと思いますが、季刊サッカー批評の48号に「デンマーク代表のスカウティングが見た日本代表チーム」って記事があります。内容はそのまんまで、デンマークのスカウティング担当だったボリス・ノッツォンによる日本代表のスカウティング記事です。そこで、日本代表の三つのウィークポイントをあげています。その二つ目をちょっと引用しますが、

2. 4バックと中盤の間にスペースが出来る

 相手チームが中盤にボールを入れてくると日本の中盤の選手はすぐにチェックに出てくる。その結果、4バックと中盤の間にスペースができやすい。一度当てて相手選手を引き出し、それからボールをさばいて、その隙にほかの選手ができたスペースに飛び込むのが有効となる。そこでボールを受ければ、今度はセンターバックがでてくる。相手守備陣が中に絞るので素早く外に展開し、グラウンダーのクロスをいれる。


というのがあります。ちなみに、w杯前の日本代表の3つのウィークポイントとして、「1,危険なFWがいない、2、4バックと中盤の間にスペースができる、3、DFラインの裏のスペース」というのが上げられています。


で、なんですが、頭かかえたのが、この2のポイントがまるで改善してないというか、この試合でいきなりやらかしたからです。恒例の画像で振り返る日本対ウズベキスタンですが、こうなります。前半6分のシーンで、疲れがあったとか言い訳のきかない時間帯の出来事です。この時間帯にこれはありえない。








筆者の心境を余すところなく描写しているAA↓

       iイ彡 _=三三三f           ヽ
        !イ 彡彡´_ -_=={    二三三ニニニニヽ
       fイ 彡彡ィ 彡イ/    ィ_‐- 、   ̄ ̄ ヽ     し  ま
       f彡イ彡彡ィ/     f _ ̄ ヾユ  fヱ‐ォ     て  る
       f/ミヽ======<|-'いシ lr=〈fラ/ !フ    い  で
       イイレ、´彡f        ヽ 二 _rソ  弋_ { .リ    な  成
       fノ /) 彡!               ィ     ノ ̄l      .い   長
       トヾ__ら 'イf     u    /_ヽ,,テtt,仏  !     :
       |l|ヽ ー  '/          rfイf〃イ川トリ /      .:
       r!lト、{'ー‐    ヽ      ´    ヾミ、  /       :
      / \ゞ    ヽ   ヽ               ヽ /
      ./    \    \   ヽ          /
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TVの前で頭を抱えながら思った事↓

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          /:彡ミ゛ヽ;)ー、  前半6分で中央割られてるようじゃ、この試合、絶対失点する・・・・・
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で、次に顔上げたら、セットプレーで日本が失点してました。ホント、今の日本代表からは目が離せませんね!!


なんだけど、ウズベキスタンの守備も相当緩い

で、もう取られちまったもんはしょうがないし、とりかえしゃーいいンだ。1点取られたら二点とれば勝てる。簡単だ!!とか無理矢理、頭を切り換えてみてましたが、ウズベキスタンも相当守備が緩い。というか、あり得ない。日本以上にスカスカ。以下、前半13分の日本の攻撃シーンです。勿論、「疲れていた」とか言い訳の効かない時間帯の守備です。








基本、これも、日本がやられたのと同じような形なんですが、違うのが幾つか。まず、この試合、ウズベキスタンのFWの守備が緩い。あそこで簡単に遠藤にボールが入ってしまってます。あそこで簡単に遠藤に前向かれちゃうと、欧州強豪とかのチームでもきついンですよ。



ちょっと図で説明しますけど、日本が一番ボールを入れたいスペースは、白い円で囲んだ1のスペースです。あそこにボールを入れると、大概、CBが出てきてSBが中央に絞ってきます。その瞬間を狙って、A、サイドから裏に飛び出すアタッカーにスルーパス B、サイドに開いたアタッカーにパスしてクロスを中央に入れる、ってのが日本代表の狙いです。これ、4バックを崩す常套手段です。しかし、普通は1のスペースは、がっちりボランチとCBが固めてます。なんで、一度、2のスペースにボールを入れて、相手のボランチを釣りだし、ボランチとCBの間にスペースを作る作業が必要になります。


で、なんですが、この作業を主に担っているのが、日本代表のゲームメーカー遠藤です。遠藤って選手は、この2のスペースを使うのが超上手くて、相手のFWとMFの間のゾーンでボールを受けるのが本当に上手いんです。パスが上手いのもさることながら、2のスペースを使うのが上手い。これほどのレベルの選手がここにいるんですから、日本はホント恵まれてるんです。


そういや、前に日本の岡田前監督が、連載中の「岡田ノート」でこんな事いってます。

――試合中に「パスを外で回して、中に起点ができていない」と言われていました。

相手がDF4人とMF2人で守備ブロックを作っている時、攻撃側はその周りでパスを回して、相手のプレッシャーが来たら逆サイドへサイドチェンジする。それ自体が悪いわけではないけれど、それだけだと崩しきれない時が来る。そうなると守備ブロックの真ん中、危険だと言われるところに、相手を食いつかせるためにボールを入れていかないと崩せない。


僕は勝手に、その境界線より中を『インナー』、外を『アウター』と呼んでいて(図1)、「インナーに勇気を持って入れろ」と僕は言う。だけど、インナーにボールを入れるのは、入れる方も怖いけど、もらう方は後ろを向いてもらわないといけないので、もっと怖い。だから、力のないチームはあまり入れられない。でも、エスパニョールなんかはほとんど入れられないのに、なぜか勝ってしまうんだけどね(笑)。

――許されたプレーヤーしかインナーでプレーできないということですね。

日本人で、インナーで受けられるのは遠藤や香川ぐらいしかいない。ほとんどの選手は、守備ブロックの外に出てきてもらう。前線でFWがボールを失う分には大丈夫だけど、MFが守備ブロックの真ん中でボールを取られたら、大ピンチになるからね。今の日本代表でもあの位置で受けるとチャンスになっている。香川なんかが、すーっと中に入ってきてパッとボールを受けた時とか。


第十回 守備ブロックの崩し方


個人的に、遠藤と香川が揃っている時は、僕は先制されてもあせらないんですよ。基本、この二人が揃ってれば、多少ブロック固められてても崩せるので。遠藤が2のスペースで受けて、1のスペースを広げ、1のスペースで香川が受けて、出来たスペースにアタッカーが走り込めば、大概の相手は崩せちゃうんです。勿論、リスクはありますけどね、そういう攻撃は。


話をウズベキスタン戦に戻しますが、正直、2チームとも開始15分で、いきなりザルっぷりを発揮してくれました。と、同時に、あのライン間のスペースをきっちり使って崩せる攻撃ができるチームなのも、はっきりわかりました。

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 =ニ二::::::::::::::::|6    \___/、| -──` 両チーム守備がザルだけど攻撃は良いってんで
    ‐=.二;;;;;`‐t    \/  ノ       馬鹿試合の予感にすっげえワクワクしてきたぞ! 


普段のリーグ戦で、豆腐守備だけど攻撃は鋼の剣とかなら、こんな感じでワクワクしながら、冷蔵庫からコーラ取り出して、ポテトチップスでも食いながら、楽しく試合観戦する所なんですが(ガンバとかガンバとかガンバとか)、あいにく、今回はw杯予選。

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  └l> ̄    !i´-)     |\ `、 ヽ), />/        /  地  ほ  こ
   !´ヽ、   ヽ ( _ U   !、 ヽ。ヽ/,レ,。7´/-┬―┬―┬./  獄  ん  れ
  _|_/;:;:;7ヽ-ヽ、 '')  ""'''`` ‐'"='-'" /    !   !   /   だ.  と  か
   |  |;:;:;:{  U u ̄|| u u  ,..、_ -> /`i   !   !  \   :.  う  ら
   |  |;:;:;:;i\    iヽ、   i {++-`7, /|  i   !   !  <_      の  が
  __i ヽ;:;:;ヽ `、  i   ヽ、  ̄ ̄/ =、_i_  !   !   /
   ヽ ヽ;:;:;:\ `ヽ、i   /,ゝ_/|  i   ̄ヽヽ !  ! ,, -'\
    ヽ、\;:;:;:;:`ー、`ー'´ ̄/;:;ノ  ノ      ヽ| / ,、-''´ \/ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ̄ ̄ ̄            Y´/;:;:;\ 


TVの前で、こんな感じでした。点は絶対取れると思ってましたが、先に二点目いれられたらどうしよう状態。


長谷部のトップ下について

さて、今回の試合では、長谷部がトップ下でした。所属チームのヴォルフスブルグでは、トップ下、ボランチ、右SBと、ほとんどもう、便利屋の如き扱いを受けていますが、今回は、なんと柏木にかわって長谷部がトップ下に。最初、長谷部と阿部ちゃんがスタメンなのをみて、「343か4141やるのかな?」と思ったら、最初は普通に4231でした。つまり、長谷部がトップ下。


えーと、一応、4321にも色々ありまして、偽のトップ下というシステムがあります。トップ下に守備的な選手いれて、相手のボランチを厳しく守備するって奴ですが。ただ、今回はそういうシステムでもありませんでした。長谷部は、トップ下の時、サイドチェンジを警戒するくらいで、厳しく当たるって訳でもないし。


よーするに長谷部のトップ下に関しては、ザックの意図は僕にはよくわかりません。


ちょっと、前半の長谷部のプレーで印象に残ったのを幾つか上げます。






まず、前半15分の時の奴です。これ、見てて、「長谷部、それはボールおさめないと駄目だ・・・」って思った奴です。ヤットが最終ラインからボール引き出す所までは完璧なんですよ。で、ヤットがボランチ一枚釣り出して、中央の長谷部にパスを入れる。ここで、長谷部がボール収められれば、一気に追いつくチャンスだったんですが、相手のボランチ一枚に寄せられてロストしてしまう。あれ、香川か本田なら、余裕で収めてます。この辺りなんですよね、長谷部がボランチに転向した理由って。


それで、なんですが、この画像みると、相手のSBの22番が、おかしな所にいるのがわかると思います。あれ、香川にマンマーク気味の守備をやってるからで、あそこまで釣り出されちゃってるんです。ただ、マンマーク気味にやるのは、悪い事だらけでもなくて。





ここのシーンですが、左サイドからの崩しのシーンです。長谷部と香川のポジションチェンジの場面です。長谷部にマンマーク気味にボランチがついてるので、香川とポジションチェンジして、中央のスペースを香川に使わせようって狙いだったんでしょうが、香川にもSBがマンマーク気味についてるんで、マークが外れてないんですね。


ただ、それでも、動きだしが早かったんで、中央でボール収めるのには成功してるんで、あそこから、右サイドに展開したい所なんですが、右サイドにアタッカーがいない。内田はあがってなかったし、李は中央に入ってしまってるんで。あそこは、逆にワイドに開いて欲しかったな、と。








ここは、長谷部が香川の為にスペース開けてた場面です。最初の画像で、右上のほうにマンマークにつかれている長谷部が確認できると思います。マンマークがついてるって事は、相手のDFの位置を自由に動かせるって事でもあるので、トップ下が中央からサイドに流れれば、中央にスペースが出来ます。この時はそれ狙いですね。長谷部のポジショニングで中盤の守備が3枚になってます。


で、やっぱり、ヤットがボランチ一枚釣り出して、中央に出来たスペースに香川が入ってくる。なんですが、香川が入ってくると同時にCBが、すぐに前に出てきて香川は二人にすぐ寄せられてしまうんですが、ここで焦らず、シンプルにワンタッチで遠藤に戻す。遠藤も、パスだした後すぐに動きなおして、リターンもらえる位置にいるんですよね。そして、サイドにいる駒野に出すんですが、この時、CBが香川について出て行ってしまってるので、SBがカバーの為に、中央に絞っている。それを見た駒野はSBが空けたポジションに入ってパスを待っている。この辺りのパスワークと状況判断が、滅茶苦茶早くて、ちょっと驚きました。時間にして、ほんの2秒ですけど、この2秒間のプレーですけど、見ただけで、日本の左サイドのクォリティの高さがわかるかなと。






で、もう一つ、同じような場面です。基本は同じ。最終ラインからヤットがボール引き出して前を向く。で、ボランチ一枚釣り出す。ボランチの空けたスペースに香川が入ってボールを受けようとする、と。ただ、この場面で違いが幾つか。まず、最初に、香川が絞るとSBがマンマーク気味についてくる。さらに、CBまで前に出てきてます。要するに、あそこで香川に前むかせない守備してるわけです。


ただ、それなら、とばかりに香川がパスをスルーして長谷部へ。長谷部はワンタッチで、SBとCBが空けたスペースにパスをだす。駒野は、SBが空けたスペースにすでに動き出してて、長谷部のワンタッチパスの精度が良ければ、SBの裏のスペースをガチでつけたんですが、残念ながら、ワンタッチパスは失敗。このワンタッチプレーの精度が高ければ、長谷部のトップ下ももっと機能したとは思うんですが。長谷部がもっとワンタッチで前向くプレーと、ワンタッチでサイドにはたくプレーが上手ければ、前半で点取れてたと思います。




これは、長谷部が上手にプレーしたシーンです。あまり多くはないんですが、ライン間でボール受けて前むいたシーンですね。そして、サイドに散らす、と。非常に良いプレーでした。ただ、ライン間で前向くのに成功したシーンって、これくらいなんですよ。


長谷部がトップ下からボランチにコンバートされて行った理由や、香川がボランチからトップ下にコンバートされた理由は、この試合で随所に出てたかなと。ライン間でワンタッチで前を向く技術、ワンタッチプレーの精度、状況判断のスピード、スペースを見つける速さ等々。二人の差は、そんなところにあるかなと。


とりあえずなんですが、前半は、中央の長谷部のところにボールをいれて、サイドに散らすってプレーが全然できてなくて、滅茶苦茶苦労することになりました。前10分、長谷部と香川がポジションチェンジして、駒野が左サイドに上がった所で、長谷部がボールロストして、左SBの裏のスペース使われた時は、「長谷部えええええええええええええええええ」とか叫んじゃいましたよ僕は。


とりあえず、本田がいないなら、家長か浦和の山田直かドイツの乾つれてきましょう。あいつら本職トップ下なんでね。家長は守備やんないから、ちょっと恐いけど。

さて後半です

後半、ザックは流石に修正。香川をトップ下にいれて、長谷部をボランチに戻し、清武を右サイドにいれてきます。最初からこれで良かった気がしますが、しかし、そうなると、左サイドに岡崎が入るので左サイドを中心に崩すことはできなり、うっちーサイドを使うことになるんですが。


なんて思ってたんですが。






後半開始から普通のサッカー。ボランチからトップ下に繋ぎ、トップ下からサイドに散らし、SHをSBが追い越してボールを受けてクロス。教科書通り。左サイドで教科書通りの展開すぎて、なんかつまらないというか。岡崎は本当に上手くなったなあというか。最近、足下に目覚めすぎじゃないですかね岡崎。プレースタイルが変わりすぎた気がする。


そういや、こないだのnumber786で岡崎のインタビューがあって、

「個人的には、ドイツの速さ、強さに対応するため、最近ドリブルのやりかたを変えました。今まではパスをもらってから次のプレーを考える事があった。だけど、今はそこで考えない。ファーストタッチをいいところに置いて、瞬間的に相手を一歩下がらせる。再びボールを取りに来たところで横に揺さぶり、体のバランスを崩すことを目指している。これを無意識にやれるようにね。(香川)真司が出来ているプレーなんですけどね」


とか言ってたけど、随分スタイルかえっちゃったなぁと。良いことではあるんですけどね。なんか寂しい。まぁ、それはいいとして、右サイドなんですが、うっちー、そのビルドアップはやめて、長谷部も、もう少し、うっちー助けてあげようという奴なんですが、




このシーン。うっちーからのビルドアップのシーンなんですけど、清武にはマークがついてるし、長谷部のパスコースは切られているという。右サイドで何回みたかわからないこのシーン。僕が右サイドを信頼してないのは、こういうシーンが頻発するからなんですよ。パスコース作る動きが全然出来てねぇ。北朝鮮戦で、香川清武内田の時は、よい連動してたんですけど、このケースはかなり救いようがない。もう、みた瞬間に、「あ、これ潰されてカウンターくらうね」というビルドアップ。


とはいえ、後半に入って、すぐに変わったのは、サイドチェンジが非常に機能しはじめた事です。具体的には、左サイドから右サイドへのサイドチェンジ。例えば、後半7分のシーンですが






こんな感じですね。後半に入って、最初の7分で中央で香川がボール受けてサイドに散らすってプレーが二つ作れたんで、「これはいけるなー」と思ってみてたんですが・・・・後半8分、ウズベキスタンの監督さん、速攻で手を打ってきました。FWのバカエフ削って、MFのトゥルスノフ投入。ああ、守備ブロックの枚数を増やすのね、4141にするのね・・・香川にマンマークつけるのね・・・・などと見ながら思ってて


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いやね、後半になると、これがあるから嫌なんですよ。だって、後半に入ってリードしてたら、そりゃ守備的布陣にチェンジするよねっていう。相手に流れがいきそうだったら、すぐ手を打つよねっていう。ザック、完全に長谷部のトップ下が裏目にでたよね、という。前半だったら、44のブロックを相手にすればいいだけだったから楽だったけど、414のブロック相手は大変だよっていうね。



とまあ、相手が守備的布陣に変えてきたなあとか思ってたんですが、ここから、日本に信じがたいミスが連発。後半13分の香川のロストからカウンターをくらい、後半14分にも、遠藤と長谷部が揃って飛び出してしまい、ライン間をモロにつかわれる。後半15分には右サイドでマヤがやらかしかけ、今野までカバーが遅れてGKとの一対一を作られるという信じがたいミス連発。川島のゴッドセーブがなけりゃ、終わってましたorz



さて、ここで日本が打った手なんですが

「うわあああああ」的展開が続いた日本でしたが、ここから、攻め方にちょいと変化をつけてきます。具体的には、遠藤と香川岡崎清武が左サイドに密集するように。狙いは・・・




セレッソ見てる人なら、よく知ってる面白パターン。片方のサイドに3人のシャドーを密集させて囮に使い、相手の守備ブロックをシャドーのサイドに引き寄せてから逆サイドへとサイドチェンジ戦略。これが、ここから見事にはまります。後半16分から、このパターンがなんと3連発。







流れで確認してもらえばわかりますが、清武香川岡崎がみーんな左サイドに。遠藤も左にいますが、こいつらは囮です。もともと、日本のシャドーのポジションチェンジを潰すのには、コンパクトな守備ブロックの人海戦術が有効だったりしますが、相手が、ボールサイドに密集するなら、それを利用しない手はありません。自分たちのポジショニングで相手の位置を決めれるわけですから、相手を左サイドに引き寄せて、右サイドにスペースをつくろうって動きです。


ウズベキスタンも初見だったんで、対応策がとれなかったんでしょう。見事にハマりました。そして、サイドチェンジから、ほぼノーマークでうっちーがクロスをあげるんですが、これがワロス連発・・・






だったんですが、三度目の正直とはよくいったもんです。三度目のうっちーのクロスから岡崎のヘディングで日本が追いつきました。


日本同点の後の展開ですが、日本が同点になった後、動きがあります。まず、マイクが投入された事。後半21分に清武のやらかしがありましが、後半16分から後半30分までは、ほぼ一方的に日本ペースです。香川、ハーフナー、岡崎なんかが、決定的なチャンスをつかみかけますが、決めきれず。で、後半30分から、ウズベキスタンもホームなんで勝ちに来ます。30分から交代メンバー入れて点を取りに来ました。ここで流れが変わり、ウズベキスタンペースに。ただ、後半45分にこぼれたボールを香川が一気に運んでの決定機がありましたが、ハーフナーへのパスは通らず、残念ながら、勝ち越しはならず、と。そんなゲームでした。

最後に試合の総括


さて、簡単に総括して終わりたいと思います。まず、今回の試合でしたが、


1 長谷部のトップ下の意図はよくわかりませんでしたとさ。最初から4141やれば違ったのかな。
2 本田がしばらく使えないので、香川を左サイドに固定したいなら、本職トップ下を一人呼ぶ必要がある。山田直、乾、家長がお勧め。特に山田直。
3 Wカップ前から続く中央の守備の緩さが改善されてない。強豪相手だと間違い無く中央破られる。
4 スリーシャドーの攻撃パターンを最終予選でもないのに見せすぎてる。手の内をもう少し隠した方が良い。


って所です。


先制されて追いつかなければいけない試合だったんで、しょうがないんですが、個人的には、手の内を見せすぎてるのが気になってます。特に、後半の3シャドーを片方のサイドに密集させて、相手の守備ブロックをサイドにおびき寄せ、そこから一気にサイドチェンジでサイドをえぐるって攻撃を、ここで見せちゃう必要あったのかなーと。


すでに両SB上げて、両SHを中央に絞らせる攻撃については手の内見せちゃったんで、北朝鮮、ウズベキスタンに対策たてられちゃてます。W杯予選みたいなガチの大会だと、どうしてもスカウティングが厳しくなるんで、一回手の内見せちゃうと、対策されちゃうんですよ。


今回、トップ下と両SHを全員同じサイドに密集させて、相手の守備ブロックをサイドにおびき寄せてからサイドチェンジって戦略を見せてしまいました。流石に3連続でやれば、普通の監督だったら、あの意図を見抜きますし、対策もやってきます。


練習は必要だし、実戦で試す必要もありますけど、とにかく、まだそこまで手の内見せる必要はないんじゃねぇかと。少なくとも、最終予選までは隠しといてもよかったし。一発勝負の最終予選までに全部手の内みせちゃうのはちょっとなあ、と。苦しい時に、相手の裏をかける策が全部ばれてると流石にきついし。