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サッカーのマッチレポートなどを中心に。その他サッカーのうんちく系ブログ。

2013年親善試合、日本代表対カナダのマッチレポート

さて、みなさん、こんにちは、本日は恒例の「日本代表対カナダ」のマッチレポートでも書こうと思います。まあ、試合自体は、「これぞ親善試合」って感じの試合でしたので、書くことも少なめです。


試合自体は2-1で日本代表が勝ちました。



この試合のマッチアップ

さて、この試合の日本代表のスタメンですけど、


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こうなってました。ワントップは前田、トップ下香川、左に乾、右に岡崎。長友が怪我なんで左はゴートクで、CBは今ちゃんが風邪引いてるのでイノーハが入ってます。


ちなみにカナダの選手は知らない選手ばっかでしたので、省略してあります。



日本代表はメンツが代わってますが、基本的にポゼッションとショートパス主体のサッカーです。それに対して、この試合でのカナダ代表は、かなり高い位置からプレスを開始してまして、ハイプレス、それとロングボールといった所です。この辺はポゼッションのチームに対して、ハイプレスで試合の主導権を渡さない、日本のプレスにハメられてショートカウンターを食らうのを避ける為、ロングボールって形のオーソドックスなゲームプランです。日本代表相手だと、ドン引きカウンターか、ハイプレス+ロングボールは有効な手です。



ちなみにヨルダンがどう出るか、についての予想は最後に書いときます。


日本代表のやり方のおさらい

さて、レビューに入る前に日本代表の攻撃と守備のおさらいしときます。


日本代表ってチームは、基本、攻撃では左で作って右でフィニッシュってチームです。遠藤、香川がいる左サイドで作って、右の岡崎でフィニッシュ、もしくは内田からクロスって形を得意としてます。右で作って左にはたくってのは、それほど得意としていません。このあたりは、右WGの岡崎がゲーム作れるってタイプじゃないのが原因で、これはどうしようもない事です。


また、速攻においては、ボールを奪ったら素早く逆サイドに展開する事で相手のファーストディフェンスを交わすことを狙います。


守備では出来るだけ右サイドの長谷部内田岡崎のところに追い込んでボールを取りたいチームです。右の乾遠藤ゴートクはちょっとボール奪取力に難がある為です


こういったチームカラーを持っていますので、相手チームの対策方法としては、出来るだけ日本代表の攻撃を右サイドに追い込んでいってボールを奪うってのが有効になります。ボールの取り所としては岡崎にはいった所で、あそこが狙い目になります。岡崎はボール持たせても何かがおこせるってタイプじゃないので、前向かせても、そこから怖いパスはあまり出てきませんしね。


また、守備では1度、日本の右サイドに当てて、日本の守備ブロックを右サイドにスライドさせてから、逆サイドへのサイドチェンジってのをやられると、日本代表としては非常に面倒な事になります。日本の守備のやり方からして、右サイドに追い込んでいるのに取れない、そして守備が弱い左サイドにサイドチェンジされるってのが一番嫌です。これはフランスに散々やられた方法で、この形を作る事ができるチームとやると、日本代表は押し込まれてしまいます。


もっとも、こういった攻撃できるチームはアジアじゃ滅多にないのが実情ですけども。


あとブラジル戦で、ちょいと頭を抱えたポイントなんですが、攻から守への切り替えの所にちょいと難があります。ブラジルの守から攻への切り替えのスピードに対して、日本の攻から守への切り替えのスピードが対抗できてなくて、カウンターの時についていけてませんでした。


個人的に、日本代表が試合して嫌だったチームってのは、ロングボール+ハイプレスが強烈なチーム、守から攻の切り替えの早いチーム、日本の右サイドでゲームを作って左にサイドチェンジできるチーム、といった所です。



次にカナダ戦のレビューに移りますが・・・・


この試合については、親善試合で日本時間の深夜だったという事もあり、あまりレビューも出回ってないし、そもそも注目度が低い試合だった訳で、あんまし詳しくやってもしょうがないので、さらっといきます。



この試合の前半なんですけど、前半8分に日本代表が自陣内でのパスカットからカウンターに持ち込み、あっさり日本が先制してしまいました。この試合の前半は、これでほぼ決まりで、そこからは日本はカウンターやカナダのミスに乗じた攻撃で、何度か決定機作ってます。大体前半15分から25分あたりまで、何度かいい形でのカウンターがありました。


キャプ使う程でもないので、文章のみでやりますけど、この日、カウンターではサイドでボール奪ったら素早く逆サイドに展開ってのが、しっかり出来てましたんで、ヨルダン戦ではカウンター主体でやっても問題ないと思います。ヨルダンは、勝ち点3を取らないとW杯への道が閉ざされる状態なので、前にでてきます。なんで、カウンター狙いのゲームプランでも全然オッケーです。この試合の前半、カウンターでは、いい形を作れていましたし、アウェーですからカウンターサッカーでも良いんじゃないかなとは思ってます。また、相手のパスミスに乗じてシュートまでいけたシーンも前半ありましたし、そっち狙いでもいいかと思います。ヨルダンは結構ミスが多いチームですんで、それでもいけると思います。芝が悪い場合、無理にポゼッションせず、カウンター狙いでもオッケーですしね。



この試合の前半、右サイドで日本代表がビルドアップしようとするケースが多かったんです。特に、前半27分から39分あたりまで、何度か右で組み立てようとしてたんですけど、全然上手く行ってませんでした。日本代表のビルドアップでは右サイドでの組み立てがあまり上手く行ってないってのはメンツからいってもしょうがないんですけど、僕がヨルダンの監督だったら、徹底して日本代表の攻撃を右に誘導するんで、さて、どーなるのかなあと。



前半終わり近くから、日本代表は左を使いはじめてましたけど、これが意図的なモンなのかは、正直よくわかりません。右サイドのビルドアップの練習してたのか、手の内隠したかったのか?ってのかは、ちとわかりかねます。



で、後半から、岡崎に変えてケンゴ、内田に変えて駒野、前田に変わってマイクが入ってきます。トップ下にケンゴが入り、香川が左に移ってます。これで、いつもの日本代表に戻りました。



後半はマイクが入ったので、彼へのロングボールも大目でした。なんだかんだで競り勝てていたので、マイクは体強くなったなあと感心した次第です。


ただ、マイク、後半2分でカウンターからGKとの一対一を外しちゃうんですね。あれは頂けない。この試合、日本の決定機って、ほとんどがカウンターからだったんで、ザックはカウンターのテストでもやってたんかな、と思ったんですが、良い形でカウンター出来てるのに、最後の所がちょっと雑で勿体なかったです。この日、マイクは二回決定機外しちゃってるので、これだと次スタメンには選んでもらないだろうなあ。。。




あと、僕個人のアレなんですが、この日、香川の左を見せる必要あったのかなあ・・・って思うんですよ。日本代表の得意パターン見せる必要はなかろーと。


えーと、後半になって、日本代表はセットプレーで失点してしまい、そこで逆転しなきゃいけなくなったってのもあるんでしょうけどね。ただ、親善試合だし、次の試合が大事なんだから、手の内見せる必要なかったなあ・・・って思う訳です。



どういうのかってーと、これ、キャプでやりますけどね、後半19分のシーンですけど、


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ここね、こういう流れだったんですけどね。ゴートクまで一対一外しちゃって、どーなってるの・・・と白目向いたシーンです。これ、日本代表の得意パターンなんですけど、基本的に、日本代表のサイドアタックは、WGの動きで相手のSB動かして、空いたSBのスペースにゴートクだったり長友走り込ませるってのを狙ってきます。



日本の二点目もそうだったんですけど、



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こういう流れでした。このシーン、僕は香川が左サイドでボールもって前向いた時、ケンゴとワンツーで裏を狙うかなと思ってたんですけど、ここではケンゴに一回当ててから香川は中に入ってくるんですね。この動きで相手のSBを中央に絞らせてサイドにスペース作ってるんです。で、空いたスペースにゴートクがオーバーラップして長谷部からパスを受けてクロスあげて、マイクがゴールっと。



これ、日本代表の大得意のパターンで、ザックのサッカーの基本的な動きの一つです。WGがオフザボールで相手のSBを動かして、空いたスペースにSBがオーバーラップしてクロスってサッカーで日本代表がW杯予選で散々繰り返した動きなんですね。



ただ、この動き、二つとも、この試合で見せる必要あったんかなあ・・・と。二点目はいった時には、「うわー、これはキレーなボール回しだった、素晴らしい!」と感心したです。



ただ、その後、落ち着いて考えると、ヨルダン戦の前に、この崩しは見せる必要はなかったなあと。だって、警戒されちゃいますもん。



この試合は、このゴールが決勝点となって、2-1で日本代表が勝ったんですけど、同点にされたせいで、もう一点取るため、日本の得意の崩しを幾つかやらざるを得ない状況になってしまい、終わってみると「なんだかなあ・・・」というモヤモヤした気持ちになりました。


ヨルダン戦の前に、手の内さらす必要はなかったよなあ、と。




で、最後になりますが、軽くヨルダン戦の展望でも


えっと、次のヨルダン戦の前に軽くプレビューやるつもりなので、軽くにしときますが、ヨルダンってチーム、前回やった限りでは左SBが恐ろしい穴になってました。なんで、相手の左サイドを狙いたい所です。この試合の前半、日本代表は、右サイドでビルドアップをしようとしてた節がありますが、これはヨルダン戦の練習のよーなもんだと思います。



実は、左SBって、世界的に人材難のポジションでして、大概のチームは左SBに良い選手を持つことができていません。多くの場合、「攻撃はいいが守備は駄目」って選手か、「守備はいいが攻撃は駄目」って選手が左SBをやってます。この理由は、左SBってのはレフティの選手が使われるモンなんですけど、レフティでSBに求められる守備力と攻撃力、スタミナと高さを併せ持つ選手なんて滅多にいないからです。だから、守備力か攻撃力のどっちかを諦めるしかないんです。ドイツ代表のラームみたいな選手がいれば理想的なんですが、あんな選手、滅多にいませんしね。



なんで、大概の場合、左SBの所って狙い目になることが多いです。ヨルダン代表の場合ですけど、前回の試合、あまりに左SBの出来が悪いもんだから、前半44分でヨルダンの監督が懲罰交代かましてます。そのくらい酷かったです。



ヨルダン戦ですが、相手の左サイドを崩したいので、ひょっとしたら、岡崎でなく、ボール持てる清武が使われるかもしれません。ボールもてる清武を隠したかったというなら、それはそれでザックも大したタヌキだとは思います。



それでは今日はこの辺りで。ではでは。