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サッカーのマッチレポートなどを中心に。その他サッカーのうんちく系ブログ。

2013年度J1におけるお金と勝ち点の相関性

さて、みなさん、こんにちは。相変わらず、更新に日が空いてしまいましたが、私は元気です。W杯の組み合わせが決まったり、そっちについても何か書いとこうとか思ってたんですが、それは又にして、本日は毎年恒例の「J1におけるお金と勝ち点の相関性」についてまとめたいと思います。



2012年Jリーグにおけるお金と勝ち点の相関性


去年の奴はこっちでまとめてあります。興味のある人はこっちをどうぞ。


さて本題にうつりましょう。


2013年度J1におけるお金と勝ち点の相関性について


最近は、コレ系の奴をつくるのが偉い楽な時代になりました。いい時代になったもんです。さて、まずは表にしたんで、今年の奴をご覧くださいな。




順位 チーム名 総年俸(単位万円) 勝点 年俸から予測される勝ち点 予測との差
1 サンフレッチェ広島 52760 63 45.828 17.172
2 横浜F・マリノス 91050 62 57.315 4.685
3 川崎フロンターレ 68360 60 50.508 9.492
4 セレッソ大阪 46420 59 43.926 15.074
5 鹿島アントラーズ 64780 59 49.434 9.566
6 浦和レッズ 106800 58 62.04 -4.04
7 アルビレックス新潟 40100 55 42.03 12.97
8 FC東京 72360 54 51.708 2.292
9 清水エスパルス 40820 50 42.246 7.754
10 柏レイソル 66450 48 49.935 -1.935
11 名古屋グランパス 89200 47 56.76 -9.76
12 サガン鳥栖 23300 46 36.99 9.01
13 ベガルタ仙台 48700 45 44.61 0.39
14 大宮アルディージャ 63030 45 48.909 -3.909
15 ヴァンフォーレ甲府 26440 37 37.932 -0.932
16 湘南ベルマーレ 21950 25 36.585 -11.585
17 ジュビロ磐田 61480 23 48.444 -25.444
18 大分トリニータ 25820 14 37.746 -23.746


こうなりました。勝ち点と総年俸の相関性は0.518となっており、昨年度の0.326と比較すると、それなりの相関性が出ました。



じつは、計算する前、今年は盛大にジュビロ磐田がずっこけた上に、貧乏チームな広島とセレッソが上位に来てるので、相関性は低めかな、と思っていたのですが、思ったより数値は良かったです。ちなみに、ジュビロと広島を抜いて計算すると、相関性は0.63程度まであがります。


ついでに散布図も作ったので貼っときますが



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こうなってます。ほとんど外れ値といっていいのが広島と磐田でして、広島は予測される勝ち点より+17の上積み、磐田は予測される勝ち点より-25の下積みとなっており、資金力は大して変わらないのにどうしてこうなった状態です。本来、順位的には大して変わらないところに落ち着いてもおかしくないんですが。


えっと、広島の監督のポイチさんなんですが、ここ二年連続で年俸から予測される勝ち点より+16以上というスーパーな成績を収めており、もし来年もこの成績を続けた場合、Jリーグ史上、最高のコスパを弾きだした監督の一人という評価をうけるべきだと思います。ちなみに、過去、最高クラスのコスパを弾き出した監督とチームは、オシムの千葉、三連覇時代のオリヴェイラの鹿島になります。これらのチームは3年連続で、年俸から予測される勝ち点よりも+16ほど勝ち点が多い状態を続けることが出来たチームです。来年、広島が勝ち点62以上を取ったら、オシム、オリヴェイラにポイチさんは並びます。二年連続でも十分凄いですが、三年連続となったら、これはもう最高の監督という他ありません。



今年のJ1に関して一言でまとめると、「年俸の安いストライカーが大爆発」という状態でして、はっきりいって、給料以上の働きをしている連中大杉です。お前ら、このご時世に働きすぎ。


一方で、給料泥棒状態なのが名古屋のケネディと磐田の前田さんでして、コストパフォーマンスが酷いことになってます。これも、ちょいと表にしときますね。


年俸 得点数(PK抜き) 1得点に必要な額
ウィルソン 5000 11 454.5454545455
大迫 2000 18 111.1111111111
興梠 4500 13 346.1538461538
ノヴァコビッチ 7000 9 777.7777777778
工藤 1500 19 78.9473684211
ルーカス 6000 9 666.6666666667
大久保 7000 21 333.3333333333
マルキーニョス 13000 14 928.5714285714
川又 900 20 45
前田 8500 7 1214.2857142857
ケネディ 10000 7 1428.5714285714
柿谷 2000 21 95.2380952381
佐藤寿人 5500 15 366.6666666667
豊田 3500 16 218.75
南野 360 5 72
松田力 大学在学中 4 測定不能
森島康仁 900 7 128.5714285714


こうなります。ストライカー別で抜き出して、表にしました。順番は適当です。ちなみに、今年のJ1に関して言うと、1ゴールに必要な年俸は、平均して1148万円ほどになります。1148万円で1ゴールです。1ゴールで1148万円以上必要なストライカーは、ストライカーとは呼べません。コスパ悪すぎです。


で、前田とケネディのコスパが悪いって話をちょいと先にしましたが、これ、彼らの一得点に必要だった額をみればわかると思うんですが、一得点するのに1000万越えという数字でして、いくらなんでもコスパが悪すぎます。正直、給料ドロボーと呼ばれてもしょうがないかと。



一方で、コスパ最強なのが新潟の川又です。年俸900万で20ゴールを決めており、1ゴールあたり45万円という破格の数字です。ありえない。



まあ、湘南サポからすると、新潟と試合する度に、こいつに試合壊されるので、顔もみたくないFW筆頭候補なんですが、それにしたって、ゴール決めすぎ。


あのですね、サッカーの世界では、普通、「どっかの屋根裏部屋にスーパーストライカーが隠れてる」なんて事は絶対ないんですよ。サッカーの世界で、良いストライカーってのは美人コンテストに出たゴリラのレベルで目立つんです。


もし、J1で川又が20ゴール決められるってのが、去年の時点でわかってたら、凄まじい争奪戦になってます。だって年俸900万ですよ?その上、新潟は毎年のように浦和に引き抜き食らってるわけだし。


とにかく、川又のゴール数は、ちょっと異常なレベルでして、今年の新潟の後半戦の立役者です。今年のベストFWかどうかはおいておくとして、コスパ最強のFWだったのは川又でFAです。ぶっちゃけ、年俸3000万払っても、まだ全然安い。


900万で20ゴール決めてくれるFW雇えるなら、湘南だって残留できてるわいヴォケ!!!!それが出来ないから泣いたんだ。おかしい。絶対おかしい。何か狂ってる!!!




85 U-名無しさん@実況はサッカーch:2012/04/08(日) 16:54:34.49 ID:/PhM/SWB0 ケンゴヘ ニイガタキトク スグカエレ



こんなネタで出てた時代が懐かしい。孝行息子ってレベルじゃねぇぞ川又。



まあ、川又のアレは異常すぎるので、他のFWの話もしときましょうか。川又の次にコスパが良かったのが、セレッソの柿谷と柏の工藤です。彼らも凄い。1ゴールあたり100万を切る数字でして、しかもユース出身ときてる。素晴らしい孝行息子達です。柿谷はちょっと前まで放蕩息子でしたけど。あと、大迫も1ゴール111万円計算なんで、これも凄い。


もう一人、1ゴールあたり100万切るのがセレッソのホープ、南野君でして、年俸360万で5ゴール決めてます。これも凄い。安い。こないだ5年契約を結んでましたが、まあ、当然かと。1000万払っても、5ゴール決めてくれれば全然お釣りがきますわ。来年は二桁が目標でしょうが、二桁取ってくれたら、セレッソのフロントは笑いが止まらないでしょうね。


それともう一つ。これ、近年顕著な傾向なんですが、外国人FWのコスパが悪いって所です。ウィルソン、マルキ、ルーカス、ダヴィ、ノヴァコビッチ、みんなそうなんですが、コスパで見ると、正直、あまり・・・って数字なんですね。それぞれ、素晴らしいFWには違いないんですけど、年俸がそもそも高いので、コスパを考えると、正直微妙なんです、外国人FW。


ちょっと前まで、反則外国人ってのは勝利を約束してくれる存在でしたが、今のJリーグを見る限り、反則外人より、点が取れる日本人FWのほうが役に立つってのが正直な所です。何でかしらないけど、海外の連中がお買い上げになるのは、SBとMFに偏っており、日本人FWって、海外があんまりお買い上げにならないんですよね。だから、良いFWが国内に残る傾向があって。この傾向が続くなら、FWは日本人つかったほうが良いじゃないの?とか思う訳です。もっとも、点取れる日本人FWなんて、そう簡単に見つかるモンでもないんですけどね。


最後にまとめになりますが


えーっと、最後のまとめになります。僕は湘南サポやってるわけですが、勝ち点25って結果は、正直、しょうがないと割切りました。低年俸チームが、年俸通りの勝ち点数を稼げるってことは、まずなくて、大概、こんな結果になるモンだからです。


今年は甲府さんがJ1残留をしましたが、JFKさんレベルの監督でも、J1では勝ち点37っていうギリギリ残留できるかどうかって数字ですんで、年俸2億程度のチームがJ1で勝てないってのはしょうがないと思ってます。



勿論、サガン鳥栖という例外もいるわけですが、それは日本代表クラスのFW豊田に加えて、今期途中から菊池と林という日本代表級の選手を何故か補強できたというのが原因ですし。いやね、これね、決まったとき、「なんでなんで?」って気持ちだったんですが、菊池は過去に起こした事件の原因でA代表に選ばれないだけで、実力だけなら今ちゃんとかマヤ、イノーハと遜色ないって選手だし、林はなんで清水出したし・・・ってGKだし。この二人が加わってから、上位を片っ端から食い荒らすという極悪チームになってるし。



J1のおかしな傾向として、日本人FWは15点くらい取っても、年俸が3000~5000万程度で済むというのがありまして、これ外国人だったら1億以上払わないと取れないレベルです。コスパで見ると、現状、日本人FW使った方がずっと良いんです。


そんな訳ですので、これからしばらくは、日本人FWがJ1で幅を利かせる時代になると思ってます。そういうチームがしばらくは上位に来るんだろうな、と。



まとめますと、「J1で戦うなら最低でも総年俸で4億程度のチームを作らないと残留争い間違いなし」って所と、「日本人FWのコスパが劇的に良くなっている」の2点となります。



それでは皆さん、ご機嫌よう。