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サッカーのマッチレポートなどを中心に。その他サッカーのうんちく系ブログ。

2014年W杯直前、日本代表対コスタリカ代表のレビュー

はい、皆様、こんにちは。コレ書いてるの深夜なんですが、やっぱり、こんにちは。


まーた更新滞ってしまいましたが、W杯も開幕まであと少しですし、こっからは気合いれて更新していきます。本日の内容ですが、先日行われた日本対コスタリカの試合のレビューとなります。


本当はキプロス戦から始めようかと思ったんですが、キプロス戦はフィジカル調整以外の何者でもない試合だったんでスルーしました。基本的に、コンディション作りってのは、60%くらいから始めて段階的にあげていくモンでして練習相手も段階的に強くしていくのが理想です。なんで、あの試合の場合、ぶっちゃけた話、大学生相手でも良かったんです(怪我してもつまらないし)。


ただ、流石に今回の試合では本番を想定しており、相手もW杯出場国のコスタリカ相手って事で、ガチ度がかなり違っていましたし、選手のコンディションも段違いに良かったです。まあ、前回の試合は二部練習を繰り返した後の試合だったので、まともに動ける訳なかったんですが。



さて、こっからは本題の試合のレビューに行きましょう。


日本対コスタリカ、フォメーションのミスマッチとコスタリカの攻撃のお話


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【サッカー】日本代表(ザックジャパン) vs コスタリカ 2014/6/3 ブラジルワールドカップ親善強化試 ...



まず、フォメとスタメンから入ります。ついでにショートハイライトも貼っときますね。フォメは、日本代表が4231、CFは大迫で、トップ下は本田、左が香川で右が大久保。ボランチは青山と山口で、4バックは今ちゃん、モリゲ、マヤ、うっちー、GKは川島でした。キプロス戦からちょっとメンツいじってきてます。



えっと、日本代表なんですが、今回のメンバーの23人は、東アジアカップ優勝組から青山、大迫、斎藤、柿谷、山口といった選手が抜擢されており、ザックは最終選考の段階になって、東アジアカップ優勝メンバーを結構選んできました。



で、今回の試合なんですが、これ、典型的なミスマッチ対戦でして、日本の4231に対して、コスタリカの343は完璧にミスマッチします。どういう事かってーと、


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まず、これ。中盤センターでは、デフォで日本は数的有利な状況になってます。相手は守る時、541みたいな形で守るんですが、3バックにしてる分、中盤で守備の枚数が足りなくなります。



一方で、コスタリカは攻撃時に、3バックをワイドに広げることで、


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こんな感じでサイドでは簡単に数的有利を作れます。



このミスマッチ問題は、日本の守備において、特に前半は問題になっており、前半2:30の時の流れで、綺麗にサイドを突破される事になったんですが、この時の流れをまとめておくと、


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まあ、こういう流れだったんですがね。これ、典型的な343タイプのチームが、442系の守備やるチームがやる時に使うやり方でして、CBがサイドでフリーで前向けたら、そっからCFに楔当てて、ボランチかWGに落とし、そこからオーバーラップしたWBに展開という分かりやすい展開です。


でもって、このシーンでも吉田、CFのターンについていけてなくて、相変わらずだなあ、などと思った次第です。まあ、もう吉田のアレについては突っ込んでもしょうがないので諦めましょう。吉田はターン遅いので、こういうワンツーで簡単にやられたりもしますが、そこは割切るしかないです。とりあえず、香川については、ここ、きちんとついていけよ、と思った次第です。



一方、失点シーンなんですが、これ日本の右サイドをやられてまして、ここもキャプ使って解説しときますけど、

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このシーンなんですけど、



内田篤人、得点狙うも「スルーしてよかった」=サッカー日本代表


こっちでうっちーが、「(手ごたえは)攻めに関しては、よかったと思う。(守備は)裏を取られてゴールされた。裏にいったマインツの選手(フニオル・ディアス)は、知っていたので、ボールを取ってやろうと思って、いつもより1メートル、2メートル(近くに)ついていたので。悔しかった。」と言ってるので、まあ、ちょっとはりきりすぎましたね。今ちゃんのアレも不味かったですけど、ボール取ろうとしてワンツーで簡単に置き去りにされたらダメですよっと。


ここで、二つのシーンを取り上げましたけど、どっちのシーンでもワンツーで簡単に最終ラインが突破されているので、本番前にきっちり修正して欲しいポイントです。2分のはCFとWGのワンツーで吉田が裏取られてますし、一失点目はWGとWBのワンツーでうっちーが裏取られてます。これはW杯本戦でやらかしたら致命傷です。ボール取りにいくのは大事ですけど、リスクマネジメントも大事です。簡単なコンビネーションで裏取られるのはダメ絶対。



えっとですね、この二つのシーン見ただけで、相手チームに


1,「日本のボランチはCBからボール出る前にマッチアップを捕まえに前に出てくる。」
2、「ボランチが前にでた事で出来たスペースにCF、WGが降りてくると楔のパスが通る」
3、「日本のDFはワンツーで割と簡単に裏を取れる」


って情報を与えてしまってるので、本番までに要調整。もっとも、この話は、試合前にしますけど、コートジボワールギリシャはコンビネーションを多用してくるチームではないので、ある意味では心配はそれほどいらない部分もあるんですがね。



今回の試合で、僕が気になったのはココでして、この部分に守備の不安があります。もっとも本番前に危険な所がわかる事はとても良いことなので、選手同士で話あって、きっちり修正してもらえれば良いのです。後半は改善されてきていたので、僕が心配するような事が起きないと良いんですが。



日本対コスタリカ、フォメーションのミスマッチと日本の攻撃のお話


さて、日本の守備の粗探しばっかやっても、つまんない上に退屈でしょうから、攻撃のほうの話に行きたいと思います。やっぱりサッカーは攻撃してナンボです。じゃないと面白くない。



でもって、日本対コスタリカの試合だと、典型的なミスマッチの試合だった上に、相手のWGがあんまし守備やんないので、前半8分の時点で、「ああ、これは日本、点とれるな」と確信したシーンがありました。キャプ貼っときますが


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このシーンです。


うちのブログで以前も話をしましたが、現代サッカーで5-2ブロックってのは、ほんっとーにザルです。バイタルスカスカになりやすい上にSBがオーバーラップしてきたら、簡単にサイドで数的優位つくれるので、中に外にと攻め放題です。


この日のコスタリカなんですけど、5-4-1でブロック組んでましたが、4の所のWGの守備がホントーに適当でして、もう見てて「ダメじゃんコレ。W杯本戦レベルの相手には通用しないな」と思って見ておりました。コスタリカは予選では失点少なかったみたいんですが、正直、本戦レベルでは、この守備は通用しないと思います。日本がアジア予選では失点少なかったけど、欧州強豪とか南米チーム相手にすると守備崩壊するのと同じで、レベルの高いチーム相手には、この守備ではダメだと思います。



でもって、コスタリカの守備の問題点が集約されていると言えるのが、前半22分のシーンでして、これはキャプでやりますが、



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ここ、見ていて「まあ、こうなるよね」という流れでした。根本的に守備のやり方そのものに問題があります。まず、WGの守備が適当でSBについてこないので、SBが簡単にフリーになれるし、逆サイドのWGが守備ブロックに参加しないので、WGとボランチの間がスッカスカなんです。


この日、WGとボランチの間がスッカスカなので、そのギャップを狙って前3枚に縦パス入れ放題でした。


また、本田と香川、大久保がしばしば、WGとボランチの間のスペースでボール受けようとしてましたが、そこにボールが出た場合、CBが一人前に出てくるんで、そしたらそのギャップに大迫が走り込むって形の攻撃が完璧に機能してまして、前半で3点くらい取っても良い内容でした。


この日、日本はCBから一回サイドに展開して相手のボランチをサイドに引っ張り出し、その後、フリーのボランチに一度戻してから、WGとボランチの間のギャップを取るか、CBを一枚引っ張りだしてから裏への縦パスを通す、これだけしてれば良い試合でした。


でもって、ちょっとびっくりしたのが、後半になってもコスタリカはやり方変えてこないもんだから、後半12分の日本の攻撃なんですけど、


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こーなりましたとさ。これ、前半からまるっきり修正してこなかったので拍子抜けしました。普通、ハーフタイムに修正するモンなんですけどね。


この試合なんですけど、コスタリカの守備に明らかに問題があって、WGが守備あんましなから、サイドに一回はたいて相手のボランチをサイドに引っ張り出してから、中でフリーになってる日本のボランチに一度戻して、そこからコンビネーションかけるか、裏へのパス通すか、単にカットインしてクロスあげるか、って感じの攻撃を繰り返していれば良いだけの試合になってました。


この試合で香川無双っぽくなってしまったのは、サイドの所でWGの守備が適当すぎたからで、あんなんじゃ香川に無双されますよ。イタリアとかニュージーランドも似たようなミスしてましたがね。


基本的に日本の左サイド抑えたいならサイドにきちんと二枚使って、それにプラスしてボランチをヘルプさせないと香川と長友、遠藤にやられますってばさ。



実は、コートジボワールも守備でコスタリカと似たような問題抱えてるチームでして、この話は本戦の前にしますけど守備で結構な穴があります。



「過信したらコートジボワールにやられる」と警鐘を鳴らす長友



こっちで長友が「前半、あれだけチャンスをつくりながら得点を決めないと厳しい。3、4点は取れていたんじゃないか。W杯でも、特に初戦のコートジボワール戦では相手に隙があると思うが、そこで決めないと、昨日みたいにカウンターでやられたりという形が出てくる」なんてコメント出してますが、コートジボワールは守備で明らかに隙があるんで、日本代表は点はとれると思ってます。問題は先制点取られて、そのままズルズル行ってしまった場合ですね。



コスタリカ戦みる限り、攻撃面の仕上がりの方は、本田のコンディション以外、特に問題なさそうです。コートジボワールの守備のやり方の関係上、コスタリカ戦で見せたような攻撃は、普通にコートジボワールにも有効なので。



久々のレビューですが、今日はこの辺りにしときます。肝心の得点シーンのキャプはやりませんが、どれも左からでしたが、基本的にゴールは時間の問題でしたので、詳しくやる必要はないかなと。遅かれ早かれ、左からやられるのは目に見えていたので。



今日はこの辺りで。ではでは。