人間の目とカメラ、何でメッシ、クリロナ、ファン・ペルシーは卓球が上手いのか?について
はい、皆様、こんにちは。疲れてるんですが、今日はブログ更新いたします。お題が異様に長くなってますし、全く無関係に思えるかもしれませんが、関係のある話なんです。
というわけで、本日は人間の目とカメラの話から始まって、何でメッシは卓球が上手いのかって話をしたいと思います。全く無関係だろ!とか思うかもしれませんが、これ、ホントに関係あるんですよ。
人間の眼とカメラにおけるシャッタースピードについて
さて、いきなりですが、カメラに詳しくない人の為に、まずシャッタースピードについて説明したいと思います。といっても、自分で説明しなくても、wikipediaの「シャッタースピード」の項目から引用すればいいだけなんですがね。
シャッタースピード(英: Shutter speed)は、カメラによる写真撮影の際、シャッターが開放され、フィルムまたは撮像素子がレンズを通した光にさらされる(露出する)時間(露光時間、シャッター速度、「SS」とも略される)をいう。この時間が短いほどシャッタースピードが速い、長いほどシャッタースピードが遅いという。
シャッタースピードはISO感度、絞りと並んで露出を決定する三大要素の一つである。またシャッタースピードが遅いと手ぶれや被写体ぶれを引き起こす。シャッタースピードは、また、それを適切に調節することにより多様な写真表現を可能にできる。
というものです。まあ、これだけだと、全く何の事かわからないと思うので、wikipediaから画像引っ張って来ます。
まず、シャッタースピードを速くしてカメラで写真を撮ると、何がどう変わるかというと
こういう画像が撮れるんです。一方で、シャッタースピードを遅くして写真を撮ると、これがどうなるかというと
こうなります。こっちは、多分、多くの人が知ってる水の流れ方でしょう。
二つの写真は、同じ場所で同じ風景を写したものですが、シャッタースピードを変えると、写真がまるで違ったモノになります。高速シャッターで写した水の流れは、まるで時間が止まったかのような、水が凍ったかのような風景に写っています。一方で、低速シャッターで写した水の流れは、洪水でもあったかのような水の流れに見えると思います。
現在のカメラは、シャッタースピードを変える事が出来るので、シャッタースピードはカメラマンが自由に設定できます。ここまではいいですよね?
つまり、写真の世界では、高速シャッターによって1/1000秒を撮る事から、低速シャッターによって、天体の動きを何時間にもわたって撮影し続けたような写真まで自由自在に撮れるわけです。
肉眼では、これは不可能です。
なぜなら、肉眼ってのは、視覚速度以上の動体を、「その移動の軌跡における積分された像」として知覚してしまうからです。結果として、人間の脳では、高速移動している物体を、ぶれた残像として処理します。
はっきりしているのは、人間の視覚速度では、高速で動いているものをクリアにとらえられないって事です。人間の眼では、高速で動いているものを見ると、ブラー(ぼけ)が発生してしまうんです。
「blur(ボケ)」について
さて、こっからがカメラの話と人間の眼の話のメインディッシュなんですが、人間の眼は、視覚速度以上で動いている物体を見ると、どうしてもボケて見えてしまいます。
こんな感じですね。人間が動いている車を見ると、そこにはボケが発生します。この写真はシャッタースピード1/5秒。wikipediaから引っ張って来た奴ですけど、低速シャッターでカメラを動かさずに車の写真撮ろうとすると、車の形は完全にボケます。このケースの場合、バスの移動方向に対して、ブラー(ボケ)が入っているのがわかると思います。これは、「モーションブラー」と呼ばれる現象です。肉眼でスポーツとか見ていると、動きの激しい部分にボケが発生しますよね?ああいうのがモーションブラーです。
余談ですけど、初期の3DCGでは、こういったモーションブラーが全く発生していませんでした。だから、偉い不自然な動きに見えていた時代がありました。こうした問題は、プログラマーが「モーションブラー」をプログラムによって実現することで、解決を図ってきました。最近のサッカーゲームなんかでは、モーションブラーがしっかりかかっているので、自然な動きをしているように見えるようになっています。
また、人形アニメなんかでも、古くからこれが問題視されています。色々な解決方法が図られましたが、今回はイラストやアニメの話ではないので、これは割愛します。
さて、モーションブラーは、動いている被写体を、低速シャッターで撮影した場合に起こる現象です。シャッタースピードを速くすれば、この現象は起こりません。たとえば、こーいうのです。
これ、wikipediaから引っ張って来たF1の画像ですけど、ブレが全く入ってません。1/2000秒という高速シャッターで撮った奴だからです。
ただ、ここでこう思う人がいるでしょう。「俺、動いている車でもブレなく見える事あるよ」、と。
ただ、それね、眼球を動かして、被写体の動きをトレースしているからなんです。カメラには「流し取り」という技法があります。
流し取りってのは、低速シャッターの状態で、カメラの向きを動かしながら撮る技法で、かなり難しいんですけど、これ、上手くやると、こんな画像が撮れます。またwikipediaから引っ張って来ますが、
こういう奴です。
この画像だと、背景が線上にボケているのがわかると思います。これは「スピードブラー」と呼ばれる現象です。これは、カメラが被写体を追いかけて動いているから起こる現象です。カメラが被写体と同じ速度で動いているわけだから被写体はクリアに写りますが、今度は背景にブラーがかかるわけです。
これはアニメや漫画なんかでも、よく使われます。たとえば、「紅の豚」の予告編からキャプしますが、
からですが、
この場面です。地面がボケているのに、飛行機の影はクリアですよね?これ、カメラがポルコが乗っている飛行機と同じ速度で動いているからです。だから、背景に「スピードブラー」のエフェクトがかかっているんです。
それで、なんですが、人間の脳というのは、背景、もしくは被写体の一部に「モーションブラー」か「スピードブラー」がある場合、「その物体は動いている」と解釈します。もう一つ、「その物体は動いている」と解釈するケースがあるんですが、そいつは今回の話には関係ないので、割愛します。次にやります。
何でメッシは卓球が上手いのか?
さて、ここからがサッカーとか野球とかの話になるんですけどね。
ここまで、シャッタースピード、スピードブラー、モーションブラーの話をしてきましたが、人間の眼が動いている物体をクリアに捉える為には、おおまかにいって、二種類があります。
まず1つめは、物体が人間の視界速度以下で動いている場合、になります。これは、まあ、いわずもがなです。視界速度以下で動いている物体であれば、人間の眼はクリアに捉えることができます。
一方で、次になるんですけど、物体が人間の視界速度以上で動いている場合、人間の眼では、その物体をクリアに捉えることができません。絶対にモーションブラーが発生してしまい、ボケた画像として処理されます。
しかし、眼球が、高速で動いている物体を、精密にトレースし続けることが出来れば話は別です。上のスピードブラーの話の時に、カメラの技法でいう「流し取り」の話、しましたよね?あれと同じです。高速で動いている物体の動きを、眼球がトレースできるのであれば、動いている物体であっても、クリアな画像で捉えることができるんです。
で、ここで、イチローの話になるんですけどね。
大記録に到達したイチローの打撃を支えてきたのは、実は鍛え抜かれた肉体以上に、ボールを的確にとらえる目だった。一般的に、打撃には動体視力が必要とされるが、イチローの視力は両目とも0・4前後と決していい部類ではない。実際、メジャー移籍した01年の春季キャンプでは、コンタクトレンズをテスト。結局、効果がなく、着用をとりやめた。今も使用していない。
その一方で、イチローの目は、別次元で優れていた。オリックス時代、専門家の検査を受けた際、イチローは人とは違う力の存在を知った。「止まった状態で動くものを見る以上に、僕は自分が動きながら、動く物体を見る方がいいらしいんです」。ちょうどサッカー選手がドリブルしながら瞬時に前方のスペースを察知するのと同じ「空間察知力」。当時の球界の常識を覆した振り子打法をはじめ、投手方向に動きながら打てるのも、そのたぐいまれな能力によるものだった。
この記事の話になるんですけどね。これね、イチローの特異な能力の話になってるんですよ。
あのね。イチローの振り子打法って、絶対真似しちゃ駄目なんですよ。なんでかっていうと、「投手方向に動きながら打つ」ってのは、普通の人間にとっては、罰ゲーム以外の何者でもないんです。
これね、カメラの話になりますが、カメラを勉強するとき、最初に学ばされるのが「手ブレを防げ」って奴です。なんで手ブレを防がないといけないかというと、写真がボケてクリアじゃなくなるからです。
ちと、wikipediaの「振り子打法」から引用しますけどね、
投手側の足を高く上げるか、あるいはすり足の様に移動させ、体を投手側にスライドさせながら踏み込んでスイングする。通常の打法ではボールを見極めやすいように頭の位置を出来るだけ固定し、目線を動かさないことが理想とされるが、振り子打法では打席の中で体を投手側へスライドしていくため、打者の目線も大きく動く。足がかえって行く反動を利用しながら、打つ瞬間に軸足が投手側の足へ移っていくという打法である。
振り子打法は、普通の打者は絶対真似しないほうがいいっていう理由は、「振り子打法では打席の中で体を投手側へスライドしていくため、打者の目線も大きく動く」からなんですよ。
あのね、体を投手側にスライドさせて、打者の目線が大きく動いてしまうのが振り子打法です。結果として、何が起こるか?これね、カメラを撮るケースで考えるとわかりやすいんですよ。普通、絶対にカメラが動かないようします。なんでかっていうと、手ぶれによって、被写体がボケる事を防ぐためです。
通常の打法で、「ボールを見極めやすいように頭の位置を出来るだけ固定し、目線を動かさない」のが理想とされるのは当然なんです。なんでかというと、ボールを見やすくする為です。頭の位置を高く保てばボールが見極めやすいし、頭の位置を動かしたら、その動きの分、ボールがブレて見えてしまうからです。(カメラの手ぶれと同じで、頭の位置が動いてしまうと人間の視界にブレが発生します。)
わっかりやすくいえば、振り子打法ってのは「ボールがブレて見えにくくなる」打法に他ならんのです。だから普通のバッターは真似しちゃいけないんです。
でもね、イチローの場合、ちょっと違うんですよ。彼の眼球ってのは、特殊なんです。だって、「止まった状態で動くものを見る以上に、僕は自分が動きながら、動く物体を見る方がいいらしいんです」という話なんだから。
イチローの振り子打法ってのは、「動きながら動く物体を見る」のが、よっぽど得意な人間以外は真似しちゃいけないんです。
そういう人でない限り、これ、完全に自殺行為です。わざわざ、「ボールがブレて見えにくくなる」フォームで打撃やる馬鹿がどこの世界におりますか。アマチュアは絶対に真似しちゃいけません。まず打てませんから。
ただね。
実は、スポーツの幾つかの種目では、「動きながら動く物体を見る」ってのは、アスリートが成功できるかどうかに直結してくるような能力だったりするんです。
スポーツ選手の中で、最も動体視力が優れているのは卓球選手です。
日本の卓球は、ブームの火付け役となった福原愛選手をはじめとした女子選手達の活躍が目立ちますが、卓球選手の身体能力は他のアスリートと比べるとどうなのでしょうか?そこで、卓球の他にバスケットボール、陸上、ウエイトリフティングのいずれも大学でトップクラスの選手を集め、色々な種目で体力測定を行いました。すると、卓球選手は50m走では下から2番目でしたが、垂直跳び、握力はビリで、背筋力はなんと矢野さんよりも弱かったのです。しかし、反復横跳びだけは1位になりました。さらに動体視力を機械で測定してみると、卓球選手はダントツで優れた成績だったのです。
以前、メガテンで、こんな特集がありました。これでわかったのは、
「卓球選手は、優れた動体視力で相手のラケットの動きからボールの回転を予測し、肩の入り具合でコースを予測している」って事です。だから、対戦相手が黒子で、ラバーも真っ黒になると、世界チャンピオンですらボールを打ち返せなくなる。
あのね、卓球が特にそうなんですが、基本的に、卓球では「動きながら動く物体を見る」って能力に秀でていないと、話にならんのです。「スマッシュを打ってから相手のラケットに当たる時間は0.18秒」の世界なんですからね。
反復横跳びの振動中に、相手の体やラケットの動きに合わせて眼球を動かし、相手の体の動きやラケットの動きから回転とコースを予測できないといけない。
よーするにね。卓球ってのは、眼球を動かす筋肉の速さ、眼球を動かす筋肉がどれだけ細かに精密に眼を相手の動きに合わせて動かせるかっていう、動体視力系が異常に問われるスポーツなんです。
で、ここからがサッカーの話になるんですけどね、ちょっと遠藤のコロコロPKの話でもしましょうか。
これねー、何度みても、ヤットって、ギリギリまでGK見てるんですよ。で、GKが先に動いたケースでは、100%、逆に決めてます。最後の最後で蹴る方向を変えることが出来るみたいなんですよね、ヤット。
ただね、彼の能力で、一番非凡だと思うのは、やっぱり「動きながら動いているものを見る」って能力がズバ抜けてるんですよ。PKの助走の最中にGKの重心がどっちに移動しているのかって、ほんのわずかな動きを見逃さないんです。これね、いうのは簡単だけど、やるのはもの凄く難しい。だって、自分が動いている以上は、人間の眼ってのも動いているわけで、眼に入ってくる映像にはブレが入ってるわけですよ。眼球の筋肉で振動を補正しながら、GKの動きをトレースし続けないと、クリアなGKの画像ってのは捕らえられません。でも、遠藤には、どうやらそれが出来るらしい。
で、メッシの話になるんですけどね。
バルセロナのアルゼンチン代表FWメッシと、今月14日に所属先のコリンチャンスで現役引退を発表した元ブラジル代表FWロナウドが、お互いの面白いエピソードを明らかにした。
ブラジルのテレビ局『TV Globo』によるロナウドの引退記念特番にビデオレターで出演したメッシは、2人の初対面時の交流を披露した。
「ロナウドとは、ブラジルで初めて会った時に、一緒に卓球をして遊んだことを良く覚えているね」
一方、かつてはバルセロナのR・マドリードのスペイン2大クラブでプレーした経験を持つロナウドは、メッシからのメッセージに対してウィットに富んだ返答を見せた。
「メッシは、足でボールを扱う以上に卓球が上手かったよ」
って有名なエピソードがあります。これ、メッシだけじゃなく、クリロナはポルトガル時代にプロにスカウトされたほど卓球が上手いそうですし、ファンペルシも、卓球が得意で有名です。ペルシに関しては、企画で卓球のイギリス代表であるダリアス・ナイトと対戦して、3-11、4-11で負けたそうですが、イギリス代表から点取れたっつーだけで驚愕ですわ。
これね、彼らが尋常でない動体視力を持っている証拠なんです。ああ、それから、最近、バルサのカンテラにはいった久保君も、おそらく尋常でない動体視力の持ち主だと思われます。
2011年11月25日、中国のスポーツ専門サイト・網易体育は、スペインの強豪サッカーチーム、FCバルセロナの下部組織(カンテラ)に入団を果たした天才少年・久保建英(たけふさ)君(10)について伝えた。
漫画「キャプテン翼」の主人公・大空翼が欧州への移籍先として選んだものもバルサだった。そして今、我々の目の前に現れた“リアルキャプテン翼”こと久保君。「13才以下の選手は地元以外からはとらない」というチームの決まりを曲げてまで入団が許された天才FWは現地で「和製メッシ」と呼ばれている。最大の武器は、周りを見ながら状況に合わせて的確な判断ができること。
神奈川県川崎市出身の久保君はサッカーJリーグの川崎フロンターレの下部組織に所属していたが、今年4月、バルサのカンテラコーチ、オスカル・エルナンデス氏の推薦で入団テストを受け、見事に合格。8月に母親、弟とともにスペインに渡った。スペイン語の上達も早く、チームメイトとも打ち解けた様子。卓球の名手でもあり、練習後に仲間たちとプレイすることも多いが、無敵を誇っているという。
ここねー。あのね、「周りを見ながら状況に合わせて的確な判断ができる」、「仲間うちの卓球で無敵」ってのは、典型的な「動きながら動いているものを見る」能力が高い選手の特徴なんです。
サッカーの選手ってのは始終動いています。だから、普通、動いてしまうと、周りの状況を判断しにくくなります。なんでかっていうと、体が動くと眼球も動いてしまうので、映像にボケが入るからです。カメラもそうですけど、動けば映像がボケるんです。
ところが、「動きながら動いているものを見る」能力が高いタイプの人たちは、動いていても、映像がどうやらボケないみたいなんですね。眼球を動かす筋肉が、よほど精密な動きで、ブレを補正しているんでしょう。いうなれば、「手ぶれ補正付眼球」です。そして、動いているモノをトレースする眼球の動きが速い。
あのね、クリロナ、メッシ、ファン・ペルシーってのはね、そういう能力が非常に高い選手なんですわ。だから卓球が強いんです。
でね、そういう選手達なんで、普通の選手じゃ絶対できないプレーが出来るんですよ。イチローの振り子打法もそうですけど、「動きながら動いているものを見る」能力が高い選手は、普通の選手じゃあ、絶対できないプレーができます。
走りながらボールの動きとDFの動きを、クリアに鮮明にとらえる事が出来る選手なんですからね。だから、走りながらでもDFの動きを簡単に予測できるし、ボールを失わないし、シュートをジャストミートできる。クロスの弾道を正確に予測してゴール前に入ってこれる。
あと、面白い記事みつけたんで、ご紹介しときます。
ここで紹介するのは、愛知工業大学の石垣尚男先生の発表されたデーターです。
広島カープの石橋秀幸先生が共著にありますので、プロ野球・広島カープのデーターと思われます
プロ野球入団時の1月に、広島カープでは新入団の全選手に 『見る機能の検査』 をするようです。
その内容は、静止視力、コントラスト感度、眼球運動、焦点調節、輻輳調節、深視力、瞬間視、眼と手の協応動作、KVA動体視力 です。
我々の言う視力検査は静止視力ですが、プロ野球選手ですから速いボールを見極める必要があることから、見る機能をいろいろな器械を使って調べられているようです。
そして、得られたそれぞれの項目を点数化して、その選手の見る機能として評価し、それらとその選手のその後の成績との関係を調べました。
選手の成績は、その後の活躍程度を
AA・・・1軍で常時スタメン出場選手(6名)
A・・・1軍登録選手28名枠(9名)
B・・・出場登録選手40名枠(18名)
C・・・40名枠外選手(30名)
に分類して評価しました。
その結果、
各検査の合計点数の平均値が高かった、すなわち見る機能がすぐれていたグループは
AA >A >B >C
となり、見る機能とその後の成績は見事に一致したのです。
Aの不動のレギュラーは見る機能も優れており、Cの40名の出場登録には入れなかった選手は見る機能も劣る結果となりました。
また、統計学的には
C とAA、A、B、Cには有意な差、すなわち明らかな差があったとのことです。
このように、『入団時に測定した見る機能で、その後の活躍がある程度予想できる結果』に。
まあ、プロ野球に関しては、視力が大切なのは当然ですが、「静止視力、コントラスト感度、眼球運動、焦点調節、輻輳調節、深視力、瞬間視、眼と手の協応動作、KVA動体視力」をテストして、プロ入り後の活躍をこれだけ正確に判別できるなら、高校の時点で動体視力テストして、それでプロで成功できるかどうか判別できちゃうじゃん・・・とか思ってしまうのですがね。
卓球、サッカー、バレーボールなんかも、動体視力の良さがモノをいうスポーツですし、こっちも動体視力の検査を行うようにすれば、選手の将来性をかなり正確に測れるようになるんですかね?てか、この調査って、かなり衝撃的ですよ。どんなスカウトでも、これだけ正確に選手の将来を予測できたケースはありませんからね。
とりあえず、今回は動体視力とサッカーの話でしたが、次回は、今回の話をベースにして、「ブレと映像表現の話」でもしようかと思います。
今日はこのあたりで。ではでは。