サッカーのマッチレポートなどを中心に。その他サッカーのうんちく系ブログ。

2018年FIFAワールドカップ、日本対ベルギーのレビュー「日本が史上最もベスト8に近づいた日」

非常に残念ですが、日本のベスト8への夢は潰えました。


本当にあと少しでベスト8という所だったので気持ちの整理に時間が必要だった人も多いんじゃないでしょうか。


本日はそんな日本対ベルギーの試合のレビューをお送りします。結果は2-3で日本は逆転負け。あと20分守れたらベスト8という所まで来てたんですがね・・・。気持ちが落ちてついてから見返してみると色んな事がわかりました。今日はそんなレビューになります。




日本対ベルギー、スターティングメンバーとフォメ


まず、日本対ベルギーのスタメンですが、


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こうなってました。日本は4231で、大迫のワントップに2列目は乾香川原口、ボランチは長谷部柴崎、4バックは長友昌子マヤ酒井の並びです。ちなみに試合が行われる前にポーランド戦でのスタメン流出が問題となり、長友と本田がメディアに「情報流出止めて!」的なメッセージを出す異常事態が起きてます。このメッセが出た時には「あれ?まさかスタメンとフォメいじってくる?」とか思ったんですが、試合前日の会見で昌子を連れて西野監督がインタビューをやったので、「あら昌子が出るなら4231のままだ」という感じでした。もし3421にするなら槇野使うでしょうしね。



一方でベルギーのほうはいつもの3421です。スタメンは完全に予想通り。コンパニがCBで復帰した位ですかね。



この試合なんですけど、試合前に西野サンが言った通りの試合でした。つまり、「日本がここのラウンドに入ったということで、(日本の)チームスタイル、個人のスタイルはすべて分析されているうえで戦う。両チームがそういう中での戦いになると思う。もちろんストロングの部分がベルギーにあるが、されどウイークポイントもたくさんあると感じているので、全面に日本のストロングを出して対抗したい」という奴です。


これ、プレビューで書くつもりだった事でしたが、プレビューさぼってtwitterで書き込みした奴張っときますが、



これですけど、ベルギーってチームは守備で極めてわかりやすい穴があるチームです。ベルギーの試合をチェックしてみて、すぐに「あ、これなら点は取れる相手だ」と思いました。具体的に言えば、左WBのカラスコは本職がMFなんで裏狙えます。右WBのムニエもそんな大したことないです。その上にSBのオーバーラップにベルギーのシャドーがついてこない事が非常に多いのでサイドでは2対1作りやすいです。ベルギーのシャドーは守備意識が薄くて、中盤はフィルターが効かない事が多いです。中盤のフィルター能力が低いチームなので、日本にとってはとんでもなくやりやすい。中盤で簡単に前向けますからね。そもそも中盤の4枚がアザール、デブルイネ、ヴィツェルメルテンスなんですが、守備がキチンとできるのヴィツェルくらいです。


1試合みただけで欠点が大量にみつかったんで、点は取れるなって確信しました。サイドの守備でも中盤の守備でも、ハッキリ言って穴が多い。試合後、カペッロがベルギーの守備に対して「なってない」と断罪してましたが、守備はGKのクルトワとCBの3人、ヴィツェル頼みな所があります。この5人がやられるとベルギーは失点します。



しかし日本も守備は良くないのでお互い様なんですがね!!!



という訳でして、この試合なんですが、日本もベルギーもお互いに相手の弱点を狙って試合を進めていました。お互いに誘い受けみたいなサッカーやってるのでね。突いてくれと言わんばかりの穴があるチーム同士の対戦です。


西野さんは試合前に「ベルギーには弱点があるので対抗できる」と言ってましたが、本当にわかりやすい弱点があるチームです。



試合開始~前半20分まで。日本の時間


ここからは試合内容に進みましょう。


ベルギーの守備上の欠点に関しては開始6分で露わになるんですけど


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このシーンです。このシーンの問題なんですけど、ベルギーが前プレかけた時、アザールとデブルイネが被ってしまってるんですね。そして酒井ゴリがフリーになってしまった。そしてそこから大迫への楔入れられて香川に落とされ、香川から柴崎に繋がれた。これで日本は前プレ突破できました。アザールね、前プレの時も引いて守る時も、守備では本当に適当です。


そしてそこからサイドに展開されてからが最大の問題なんですが、長友が中央にフリーランかけたとき、そこにルカクは当然ついていってません。WBが対応してます。だから乾にフリーになる。


このシーンを取りあげたのは、ベルギーの守備の問題点である「中盤のフィルター能力の低さ」と「サイドで2対1を作られやすい」ってのがモロに出たシーンだからです。前半開始6分でコレですよ。


ハッキリ言って、こんな守備やってたらブラジル相手だと無理ゲーだと思ってたんですが、本日のベルギー対ブラジル戦では流石にスタメンいじって中盤のフィルターを増やし、フェライニヴィツェル、シャドリの3枚にしてブラジルのサイド攻撃の際には中盤1枚サイドに送ってました。


基本的に、このチームはメルテンスアザール、デブルイネの守備に大きな問題を抱えてます。中盤でこの三人がフィルターにならないといけないのに、フィルターとして機能してません。日本の中盤に割と好き勝手にプレーされた原因は、この三人の守備が適当だからです。(ブラジル戦では流石にスタメンいじりましたが)


さらに言えば、開始直後は大迫への楔の対応は最悪に近く、


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これは開始7分のシーンですけどね。開始7分でCBからCFに楔打ち込まれてトップ下に落とされるとか、ヌル杉です。見ててアホかと思った程です。どうかしてるぜ。開始7分でCFに楔打ち込まれてトップ下に落とされてサイドで2対1作られる守備やってたら、試合後にカペッロに「守備はなってない」と言われて当然でござる。


もうひとつロングボールへの対応も酷くて、


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これですよ。この布陣じゃセカンドボール拾えないし、中盤2枚じゃ相手にセカンド取られた後にフィルターが効きません。実際、この後、日本にショートパス3939繋がれて、ヴィツェルの脇で簡単に香川に前向かれて乾にはたかれました。長友は即座に乾を追い越す動きいれて(勿論メルテンスはついてこない)、相手のWBが長友に釣られた瞬間を見逃さずに乾はクロスあげました。原口は斜めにニアに入ってきてヘディングを試みますが、惜しくも合わず。原口は完全にマーク外してコンパニの前に入ってた訳で、あってたらここで日本が先制してました。


完璧な日本の攻撃でしたが、ベルギーは本当に「守備はなってない」。



これがFIFAランク3位のチームの守備です。


ベルギーのサッカーを日本が真似したら、W杯で間違いなくボコボコにされてます。絶対に真似しちゃ駄目。日本じゃ無理。日本じゃガチで無理。最低でもクルトワクラスのGKがいないと無理。


この守備でも何とかなってるのはカウンターが糞強力で帳尻できてるからです。カウンターは世界のトップ3に入ります。ブラジル、フランス、ベルギー、これがカウンターアタック三強です。調子扱いて攻撃してると前3人のカウンターで沈められます。岡ちゃんは試合前に「ベルギーはカウンターでしか点取ってない」って言ってましたが、それが彼らのストロングポイントです。基本的に前3枚はあんまり守備せず攻め残ります。


日本は明らかにベルギーを研究しており、アザール、デブルイネ、メルテンスが守備そんなにやらないという所を狙っていました。アザールメルテンスのスペースが常時空いてる状態だったし、SBがオーバーラップすればついてこない。そこを利用することで日本はチャンスを作り出すことができました。


大体前半20分あたりまでは日本が良い感じで攻撃できてたんですが、ベルギーもやられっぱなしにはなりません。FIFAランキング3位のチームなんですから。


日本対ベルギー、前半20分以降のアザールを中心としたポジションチェンジ


ここからは前半20分以降のお話になります。前半20分あたりからベルギーの時間が始まります。ベルギーはスロースターターな所があって、大体このあたりの時間帯からギアあげてきます。この試合の場合、前半20分あたりからアザールが動き始め、FIFAランキング3位の実力を見せ始めます。



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ここですけどね。アザールが降りてきてデブルイネが上がってますが、ベルギーの攻撃はアザールが中心となってポジションチェンジが起こります。アザールカラスコ、デブルイネがぐるぐるとポジションチェンジしながら攻撃してきます。これに日本はかなり苦労する事になります。図にすると


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こんな感じなんですが、ベルギーとやるチームはどこもアザールを警戒します。アザールに前向かせないように徹底してます。当然、マークも集中します。そういった場合、アザールはマーク引き連れてボランチの位置に降りたり、サイドに流れたりして、空いた自分のスペースをカラスコやデブルイネに使わせます。これが実に厄介でどこのチームも苦労してます。単なるドリブル馬鹿なら対策方法簡単なんですがね(ダブルマークつければ良いだけ)。アザールは周りの使い方も上手いんです。だから厄介なんです、この選手。



そしてもう一つ、長谷部と乾の間のスペース問題。前半20分、22分と立て続けに長谷部と乾の間の所でメルテンス、ムニエに前向かれてます。

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これは前半20分のシーン。

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こっちは前半22分のシーン。


多分、ココでベルギーの選手達は「あ、ここの守備緩い」と気付きました。あそこのスペースだと前向ける、とね。もしくはスカウティングの段階でわかっていたんでしょうが、乾の守備はお世辞にもよくありません。長友との縦の関係はともかくとして、長谷部と乾の関係が悪い。中央のスペースをケアする事に関しては酷いもんです。そのためベルギーに長谷部の左脇のスペースを使われてしまう。この問題は特に後半に酷くなります。


長谷部の左脇のスペース。ここが、この試合における日本代表の最大の問題となったスペースでした。ただ、前半、乾の体力が残ってるうちはまだ良かったんです。後半ですね。本当に深刻な問題となったのは。



この後、前半40分くらいまではベルギー優勢の時間となります。左はアザールカラスコ、デブルイネのポジションチェンジ、右はメルテンスとムニエがポジションチェンジをくり返してきて、日本はマークを掴みづらくなり苦労するようになります。この時間帯は両WGと香川まで下がって来て守備する時間帯が多かったです。


攻撃面でも、最初は通っていた大迫への楔に対して、ベルギーが慣れてきてCBとボランチで挟めるようになってきており、難しい時間帯でした。


尚、前半43分にはクルトワのお笑い未遂、前半44分にはムニエのお笑い守備があったんですが、残念ながら日本は決めきれず。前半は0-0で折り返すことになります。ムニエについては時々アマチュアみたいな守備やります



後半開始,日本の先制点と2点目

さて、日本全国をエクスタシー寸前まで追いこんだのが後半の立ち上がりでした。ベルギーは立ち上がりが緩いんですね。


これはキャプでやる必要もないでしょう。日本の左サイドでメルテンスとムニエがワンツーを試みますが、乾はこれを読んでおりパスカットに成功。ボールを柴崎に預けると同時に原口が右サイドを猛烈な勢いで駆け上がり、柴崎から原口へ。カウンターから3対3の状況が出来、最後は原口がベルトンゲンを外してシュート。クルトワでも止められず、日本が先制!!


このカウンターは3バック相手の基本です。WBの裏を使ってカウンター。基本中の基本ですが、素晴らしいカウンターでした。


ただ、この直後、ベルギーは決定機作ってます。この時、ちょっとベルギーは形変えてきてるんですが、

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これです。ここではベルギーはボランチ一人、WBの裏に落として、そこから組み立て始めました。これは前半には見られなかった形なんで日本はマークのズレが生じてます。そこから一気にアザールのシュートまで持っていかれました。この時、日本が失点しなかったのは運が良かったからです。これは完全に1点モンのシーンでした。


そして、後半から特に顕著になったんですが、ベルギーは執拗に日本の左サイドを狙うようになります。


ただ、ベルギーの左サイド狙いが報われる前に、ベルギーの中盤スカスカ問題が後半6分で出ます。中盤スカスカというか、単なるデブルイネの怠慢守備なんですが・・・・


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まあ、デブルイネが真面目に守備やらなかった罰です。ヴィツェルだけで最終ラインの前のスペースをプロテクトできる訳がない。こーいう守備やるから自分はベルギー相手には点取れると確信してたんです。本当に中盤でフィルターが効かないチームなんです。勿論、乾のシュートはゴラッソでした。アンくらいのシュートじゃないとクルトワの守るゴールは割れませんから。ブラジル戦では枠内シュート9本喰らって失点1のGKです。


中盤のフィルターが効かないチームなので、ベルギーってバイタルミドル対策はCBとGK頼みです。それを何とかしてるのがクルトワなんですよ。日本のチームは真似しちゃ駄目ですよ。あれはクルトワだから何とかなるんです。中盤のフィルター効かなくても守れていた日本のチームなんて全盛期楢崎の名古屋くらいです。そういうレベルのGKもってないならマジで真似しちゃ駄目。死にます。ガチで死にます。


ここでベルギーは2点差を追いかける展開になりました。


赤い悪魔の反撃

もうすでに長すぎるエントリになってますが、この後に起こった後半9分のシーンはとりあえずには居られないので取りあげときます。


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このシーンのカウンター対応ですけど、典型的な日本の守備です。数的同数のカウンター食らってるのに、いきなりボランチが相手のボールホルダーとの距離詰めるっていうね。よく「日本の守備はディレイ」っていう人がいますけど、ここボランチ二人が全くディレイ(ボールホルダーと距離を保ちながら併走)せず、逆に間合い詰めてます。ディレイなんてこれっぱかしもやってません。数的同数のカウンターの状況でね。しかも海外組の選手が、ですよ。


このシーン扱うのは、この試合、逆転された時の山口の対応が強く批判されてるからです。あの時に山口がやらないといけない守備はディレイでした。デブルイネのドリブルに併走する形でPAギリギリか3m手前位まで下がるしかないです。5対3のカウンターだったので、それ以外に選択肢ないんですが、やりませんでしたね。併走をやめてしまってる。でも、このシーンでもそうですが、長谷部も柴崎もディレイやってませんよね。


あの対応、別に山口蛍だけに限ったモンじゃないです。日本のボランチ、あーいうプレーをよくやります。これ日本のサッカー文化です。数的同数のカウンター受けて突っかける、数的不利のカウンター食らってるのにディレイしないとかいう。


ただ恐ろしい話なのはココからです。西野ジャパンはテストマッチ含めて7試合、海外の強豪と試合して13失点しましたが、カウンターからは二失点しかしてません。


SBが高い位置とる上にポジションチェンジ多用するので、いかにもカウンター食らいそうなサッカーしてるチームなんですが意外とカウンターからは失点してません。



そういう訳ですので、僕はこういった日本のボランチのプレーを容認することにしました。カウンターからはあんまり失点してない訳だし、別にええやろうと。イタリア人には「守備の文化がない」とか「日本は時間を稼ぐという守備の基本が出来てない」等と否定されそうですが。



話を戻しましょう。ベルギー戦ですが、皆さんご承知の通り、試合が動くのは後半19分、ベルギーがメルテンスに変えてフェライニカラスコに変えてシャドリを入れてきてからです。フェライニの投入については、攻撃では高さ。そして守備では長友のオーバーラップへの対応です。フェライニはきちんと守備でサイドのケアをやってました。シャドリ投入に関しては、直前のプレーでカラスコが香川と酒井のワンツーであっさり裏取られたので守備で不安すぎるのと、逆サイからのクロスに合わせる係。デカイですからね。攻撃では高さ勝負、そして守備強化という采配でした。


そして一番重要な事ですけど、フェライニ(194㎝)とシャドリ(187㎝)をいれた事でCKの際にルカクが守備やらないで良くなった事です。これ以降、日本のCKの際にルカクは前残りするようになってます。


これはその後のATでのベルギーの大逆転カウンター、ベルギー対ブラジルでのCKからのカウンターに繋がりました。相手のCKからのカウンターの時にルカク使えるのは大きい。もの凄く大きい。そして、日本の選手とベンチはこれに気付くのが遅すぎました・・・。ある意味ではブラジルも。高すぎる代償を支払うことになります。


ベルギーは後半16分,後半20分、後半22分と立て続けに日本の左サイドを狙ってきます。この辺りの時間帯、徹底して日本の左サイド狙いです。左サイドのどこ狙ってるかというと、前半言及した場所なんですよね。日本の左ボランチの脇。この時間帯は長谷部が右で柴崎が左だったんですが、柴崎の左です。


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これは後半16分のシーン。


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これは後半20分のシーン。


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ここは後半22分のシーン。



ここなんですけど、乾が疲れてきて動けなくなってきていたんで、この辺りで代えといても良かったんじゃないかなと思う訳です。左サイドの守備は本当に怪しくなってきてました。途中から長谷部右に出したのはアザール対策なんでしょうけど、左サイドに柴崎乾だと守備のバランスが・・・という奴です。右より左のが深刻な問題だった訳で・・・あそこに起点作られてやられてるのに西野さんの対策が・・・



それでこの後、ベルギーのCKから川島の非常に残念なプレーで日本は失点。川島はもう十分叩かれているので、あえて触れません。


この後もベルギーの日本の左サイド狙いは続いて後半25分の攻撃はやはり左狙い。ここ延々とベルギーの左狙いが続いてるの何も手を打たないというのはちょっと・・・という感じです・・・西野さんェ・・・・


そして問題の後半26分。日本はCK取ってショートコーナーを選択するんですが、柴崎がとんでもなく酷いロストかましてベルギーのカウンター発生。ルカクが前残りしてる状態で数的同数カウンター食らうとかいう罰ゲーム、ゲームオーバー寸前でしたが、デブルイネのシュートにギリギリで昌子のシュートブロックが間に合いました。しかしCKとなり、1度ははじき返したのですが、セカンドボール拾われて再度アザールからクロスあげられてフェライニのヘディングで日本は同点に追いつかれます。ちなみにカウンターのシーンで乾がシャドリにぶっちぎられているんですが、最後のベルギーのカウンターのシーンでもやっぱりぶっちぎられてたりします。


このシーンだとフェライニのヘディングにどうしても目がいってしまうんですが、それ以外にも問題が多すぎるシーンです。ショートコーナーからの柴崎の酷いプレー、ルカクが前残りしてる状態で数的同数カウンター、シャドリにぶっちぎられる乾と日本の三失点目に繋がる伏線出まくってます。



そして後半31分、ここでもベルギーは日本の左サイド狙いです。もう徹底して日本の左サイド狙いうちアザールまで左サイドにくるレベル。


続いて後半32分の攻撃は日本の左サイド狙うと見せてサイドチェンジ。
続いて後半34分の攻撃でも日本の左サイド狙うと見せてサイドチェンジ。


そして後半35分、ここで、ようやっと西野監督が動きます。原口に代えて本田、柴崎に代えて山口。え、左放置!?という采配でした。


ここまでの試合では西野さんの采配当たったんですがね・・・この日は・・・


後半40分、やはりここでもベルギーは日本の左サイド狙いなんですが・・・ちょっとここでの乾の守備はひどい。乾がきちんとマークついてないので・・・・


後半16分からベルギーは徹底して日本の左サイド狙いをしてました。本当に露骨に左サイド狙ってきてました。難しい判断だったのかもしれませんが、交代枠は乾だったんじゃないかなと思います。日本の左サイドに起点作られてやられた訳で、あそこ何かしないといけなかった。交代枠で山口を左ボランチに入れてきてましたけど、それでも足らない。乾の守備が中途半端になりがちなトコを狙われているので、ベルギーの左サイド狙いが明確化した時点で左WGに守備強化のカードをもっと早く切ってもよかった。延長までいけば、もう1枚カード使える訳だし。


そして問題の最後のシーンの話・・・


ただし最後に浴びたカウンターは左サイド関係ないのです。日本は残り30秒時間潰せば延長という状況でCKから5対3のカウンター食らって逆転負けしました。



本当にね、何であそこで本田はハイボール蹴り込んだのか問い詰めたい。心の底から問い詰めたい。



「残り時間30秒で延長戦で」

「ベルギーはカウンターが非常に強力と誰もが知っていて」

「CKからカウンター取れるようにルカクが前残りしてるベルギーに対して」

「エリア内に180後半~190超えの選手が6人守備でいるのに」

「ゴールから逃げていく軌道のハイボールをGKクルトワの守備範囲に蹴り込む」


とか理解できません。なんでやねんと。ショートコーナーで時間稼いで、時間ギリギリまで使ってからカウンター食らいにくいボール蹴る場面だろ常識的に考えて。



しかも、この失点後、自分のtwitterのTLでは「山口蛍氏ね」的なコメントが溢れかえりました。


この国のサッカー文化だと5対3のカウンター食らって失点するとボランチが戦犯にされるみたいです。怖いです。


それと、このCKの時ね、ルカクが前残りしてるのに昌子までベルギーのPA内に入ってるんですよ。後半29分の時は昌子がルカクについて残ってたから最後のシュートブロックが間に合った。でも最後の場面では昌子は上がってしまってて最終ラインに居なかった。恐ろしい早さで戻ってきて、最後の場面、スライディングしてたのは凄かったですけどね。昌子が試合後に死ぬほど後悔してましたけど、あそこでルカク前残りしてるのにPA内にはいった判断の悪さはね・・・・


なんで、あの場面であがっちゃんでしょうね・・・CB一人は残ってないといけなかった・・・後半29分のCKシーンでは残ってたのに・・・何故・・・・本当に本当に理解しがたいミスが幾つもあります、このシーン。


ショートコーナー使わない本田、シャドリにぶっちぎられる乾(2回目です。なんで替えなかったの西野はん・・・・)、何故かPA内に入ってた昌子、ディレイしない山口と立て続けに4つの不味いプレーです。そりゃ失点しますって。


くり返しますが、ショートコーナーで時間潰してれば何も問題なかったんですがね!!


試合の総評と日本代表の今後など

試合の総評なんですけど、このエントリはベルギー対ブラジルの試合またいで書いてます。ベルギーはブラジルのオウンゴールと、カウンターで2点取って2-1でブラジルを下しました。ベルギーのカウンターはCKでのルカク前残しからのデブルイネのミドルでした。ミランダとチアゴ・シウバは最終ラインにおらず、ベルギーのPA内に入ってました。だからカウンターになった時、ルカクのターンをブラジルは防げなかった。(ベルギーとブラジルの試合は面白かったし、レビュー書こうかと思った程です。あれはかなり濃い試合でした。)


この試合で日本が犯した過ちを王国ブラジルが綺麗に再現してて草生やしましたですわ。ベルギーはCKでルカクを前にのこしてんです。CBの一人は残らないといけない。


王国でもやらかすんですから、日本がやっちまったのはしょうがないと割切るしかないです。そうする事にしました。じゃないとやりきれない。


こうやって試合見返してみると、ベンチワーク含めて後半は残念な部分が多いです。後半69分まで完璧な試合でしたが、その後が残念すぎました。色々と。


ただグズグズ言ってても結果は変わりませんからね、この辺りにしときましょう。日本対ベルギーは極上のエンターテイメントでした。それだけで十分。



最後に日本代表の今後の話もしときます。皆さん、知っておられると思いますが、本田と長谷部、酒井ゴートクが代表からの引退を表明してます。一時代の終わり、という感じですね。


長谷部とゴートクの代役については、これはそれほどには困らない部分があるんですが、問題は本田の代役です。来年のアジアカップでは2列目乾香川原口で良いので問題ないのですが、その後が問題になります。香川と乾は年齢的に次は厳しい。本田は日本代表では極めて貴重なレフティでした。良いレフティ無しで良いチームは作れないっていう位、レフティは重要な存在です。いるといないのとじゃ使える攻撃オプションに大きな差がでるんです、本当に。俊輔、本田の次に控えているレフティが未だに出てきてないってのがちょっとした不安材料です。候補は何人かいるんですが、今の所使える算段がついてない。今の所、最有力候補は堂安なんですけどね。久保君はどうなるかなあ。今回のW杯では経験積ませてあげられなかったのが残念。



ここまで書いてきて1万2000字とかいう誰が読むんだよエントリになった事に気付きました。この辺りでやめておきます。ではでは。

2018年FIFAワールドカップ、日本対セネガルのレビュー「完璧な選手なんていません」

はい、皆さん、こんにちは。


本日は先日行われた2018年FIFAワールドカップ、日本対セネガルのレビューをお届けします。結果は皆さんご存じかとは思いますが、2-2での引き分けでした。


この試合内容はセネガルが勝ち越す度に日本が追いつくという本当に面白い試合だった為、海外でも好評だったようですね。試合事態は日本が勝ってても良かった試合なんですが、日本の守護神こと川島大明神が


「相手アタッカーに向かってボールをパンチングする」


という斬新なセービングを編み出した事から追いかける展開になってしまいました。知らない人の為に説明しておくと、日本のサッカー界には「ガヤる」という言葉がありまして、ガンバ大阪GKだった藤ヶ谷陽介さんのドラマチックなプレーの数々を指して使われるようになった単語です。


GKのやらかしというと代表的なのはシュートを前にこぼして相手FWへのアシストをしてしまうとか、飛び出したのにボールに触れる事が出来ず失点とかがあります。どっちもガヤさんの得意技でした。懐かしいですね。飛び出してボールをクリアしようとしたらキック空振りしてしまい大迫に決められた試合とかガヤさんの全盛期でしたね。


ちなみに日本の2点目なんですが、セネガルのGKがクロスをパンチングしようとして前に出て岡崎倒したあげく、飛び出したのに触れる事ができないという失態を犯し、結果が本田のゴールとなりました。この試合、日本はGKのちょんぼで先制され、セネガルはGKのちょんぼで追いつかれるというお互いに優しい事やってました。


先日の試合ではGKのGAYAプレイはお互い様だったので、川島のアレについては許してあげてもいいんじゃないかと思います。てか叩かれすぎです。サッカーを普段見ない人は日本人GKの真のお笑いを知らないんでしょう。



日本人GK ミス集|Funny Japanese Goalkeeper Fails and Mistakes ● Stupid Goalkeepers



この動画を見ればシュートを前にこぼしてしまうとか、飛び出したのにボールにさわることが出来なかったとか、良くある日本のGKのミスなんて笑って許してあげられるようになると思います。(どっかの島国の代表GKが動画の中にいるような気しますが気のせいです)



GKネタはこの辺りにして本題にはいりましょうか。この試合については有り難いことに書くことあります。前回の試合みたいに戦術面で殆ど書くことが無かった試合と違って扱える話題があります。うちみたいなブログでは本当に有り難い話です。




日本対セネガル、前半戦のレビュー

ちょっと前振りが長くなりすぎてしまいましたが、ここからが本題になります。この試合のスタメンですが、


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こうなってました。日本はコロンビア戦からスタメンは変わらず。一方でセネガルは433でセットしてきました。4231と433はマッチアップ的に、サイドと中盤が噛み合います。

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こうなりますが、基本的に誰が誰を見るのかがハッキリとするマッチアップです。その為、日本がボールをポゼッションする場合、一工夫しないといけません。一工夫いれないと香川、柴崎、長谷部、乾、原口はガチムチマッチョの黒人を背負った状態でボール受ける事になりますから何にも出来ずに終わります。この5人はマーク背負ってプレーできる選手じゃありません。今の日本でマーク背負ってプレーできるのは大迫だけです。最終ラインから何の工夫もなく中盤にボール入れられたらボール狩られて終わります。



一方でセネガルなんですが、攻撃面ではフィジカルゴリ押しのサッカーします。アタッカーにはマークついてようが構わずボール入れます。この場合アタッカーはそこからターンして違いを作り出せないといけないんですが・・・・これができる選手が前にそろってるんですよね。恐ろしい話ですが。前半38分にセネガルが作った川島との一対一のシーン、後半25分の日本の失点シーンのいずれもそうでしたがセネガルの選手がマーク背負いながらターン出来た事が引き金になってます。前半のは長谷部がやられ、後半のは柴崎がやられました。あれがセネガルのサッカーなんです。



基本的に、この試合は全く異なるアプローチを取るチーム同士のぶつかり合いでした。セネガルは極めて高いフィジカルを活かしたアタッカーによる単独の局面打開を試み、日本は中盤の選手が前を向いてボールを受ける為に流動的なポジションチェンジを試みることになります。



それでは試合で何がおきたのか、それを時系列で追いながら話を進めていきましょう。



まず試合の方なんですが、開始2分で日本が左サイド突破されかけるという衝撃的な展開からスタートしました。


セネガルのほうですが開始2分で

右サイドからのスローインを受けたCFのニアンが昌子を背負いながらあっさりターン決めて右サイドのサールにはたく


という凄まじいプレーをいきなり成功させてます。


試合を見ていて、「ねーーーーーよ」と思ったプレーです。昌子ってあんなに簡単にやられるCBじゃないんですけどね。W杯期間中でサッカー知らない人の為に言っておくと、「ゴールに背を向けてボールを受けたアタッカーを前向かせてはならない」というのが守備の基本中の基本です。これが出来ないなら守備組織なんて何の意味もありません。ゴールに背を向けてボール受けたアタッカーをあっさりターンさせちゃうようじゃ守れません。


昌子は体寄せてたんですが、本当にあっさりとニアンにターンされました。さらにサールは長友をスピードで上回ってて「やべえ、やべえよ」といきなり不安になる立ち上がりでした。


この後、前半4分にもサイドに流れたニアンにCK取られ、前半6分にはニアンがロングボールおさめてボランチに落とし、そこから左サイドのマネに展開。マネは酒井ゴリ抜いてクロスあげる事に成功しました。


開始6分すぎまで昌子が全くニアンに歯が立たず、ニアンにボールおさめられてサイドにはたかれてクロスあげられるというセネガルの攻撃を止める方法が事実上存在しない状況でした。中央でボールおさめられてしまうと4バックはそれに対応して中に絞らざるを得ません。中央突破を防ぐ為です。しかし中に絞ればサイドが空きます。そして空いたサイド使われるとマネとサールを止めるのは非常に難しい。これを止めるには中央のニアンなんとかしないといけない。まずニアンなんです。ニアンにボール納まってしまうと日本は本当に厳しい。


さらに守備では、この時間帯、セネガルは前から来ていて昌子の所にボール追いこんで取るっていう狙いが明白でした。まあ、このあたりは昌子もわかってたみたいで、


news.livedoor.com


こっちで記事にもなってますがね。


攻撃では昌子狙い、守備でも昌子狙いとセネガルは徹底した昌子狙いなのが開始10分までのゲーム展開です。この時間帯は日本は殆ど良い所なかったです。日本にも狙いはあったんですが、この時間帯は上手くいってませんでした。


そして前半11分、なんでもないクロスを原口が頭でクリアしようとしたんですが、これが中途半端になってセネガルボールになってシュート打たれ、川島がパンチングで前にこぼしたボールがマネの膝に当たって、ボールはそのままゴールへ。日本は前半11分でビハインドという大変有り難くない状況となりました。


正直に告白するとビルドアップも上手くいってねーし、昌子がニアンに勝てないようだとボコられてしまう・・・と思っていたんですが、潮目が変わったのが前半17分です。小さなプレーですが、「およ?」と思ったシーンでした。昌子がニアンに競り勝って日本がセカンドボール拾ったんです。「昌子、ニアンに勝てる?」という感じで希望が湧いてきたんですね。このあたりの時間帯からニアンがボールを納められなくなり、セネガルの攻撃が機能しなくなってきます。前半24分にはセネガルは二回、ニアン狙いのボール入れるんですが日本も慣れてきて逆に奪ってカウンターに持ち込み、セネガルの右サイド破って長友がクロスいれることに成功してます。


NHKでも解説の福西さんは前半23分あたりだと「(昌子がニアンに)苦労してますね・・・」と言ってたんですが、僕が昌子を見直したのがこの後の修正力です。最初はニアンにやられまくったんですけど、徐々に慣れてくるとニアンを逆に抑えこむ事に成功したんです。これは本当に感心しました。というか昌子がニアン抑え込めなかったらあのままボコられてたと思います。


ニアンが昌子に勝てなくなるにつれて、セネガルの攻撃は単発になり機能不全になっていきました。中央さえ使われなければ、マネは酒井が抑え、サールは長友で抑えられます。日本は後ろが安定するにつれて攻撃面も良くなっていきました。


日本のビルドアップと狙い所

さて、ここからは本日のメインディッシュ。


この日の日本のビルドアップについてです。コロンビア戦の場合、開幕3分でコロンビアが一人少なくなったのでビルドアップについてはどうにかなった試合でした。しかし、今回相手は11人揃ってます。相手は昌子の所にボール追いこんで、そこからボール狩ろうという意図でやってます。日本でDF背負ってプレーできるのは大迫だけで、他は背負ってプレーできません。マッチアップは噛み合ってるので足下へのパスだとまず前向かせてもらえません。しかし、日本のストロングポイントは中盤にあります。何とかして中盤の中央の選手、香川、長谷部、柴崎のだれか一人が前向いてボール持てる状況を作らないといけません。



さて、日本が最初にやってたのはオーソドックスなアレです。つまり長谷部最終ラインに落として3バックに変形しSB押し上げるって例の有名すぎるアレです。


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これは試合の最初のほうからやってました。狙いとしては長谷部のマッチアップの相手のボランチ1枚を前に引っ張りだし、空いたスペースを大迫、柴崎、香川に使わせるって感じでしょう。


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ここですな。相手のボランチ一人前に引っ張り出すとアンカーの脇のどっちかが空く事になります。そこを使えればチャンスになります。このシーンだと長谷部がドリブルで持ち上がって相手引きつけてから大迫使ってビルドアップしてました。


そして大体、前半の28分頃から日本のボランチが良い形で前向けるようになります。この形、香川が落ちる形が一番しっくり来るんですが、


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これ。香川ボランチの位置に落として乾絞らせるか、空いたスペースにボランチ一人走り込ませる形。前の選手が降りてきてビルドアップ手伝うようになると俄然ビルドアップがスムーズに行くようになりました。


そんでもって前半33分、日本が先制する流れですが、これはキャプでやっときますかね。

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この形なんですが、香川が降りてきてボランチ二人引っ張ってフリーになった柴崎からセネガルの右SBの裏へロングパス。これに長友が抜け出して、最後は乾が得意な角度からズドン!で日本同点という流れでした。


これ以降も2列目が降りてきてビルドアップ手伝って、空いたスペースを他の選手に使わせるという形で攻撃が機能しはじめました。大体、前半30分前後から日本は中央の3枚のいずれかが前向いてボール持てるようになります。こうなると、このチームはストロングポイントを発揮できるようになります。


この日の日本の狙いですが、まずセネガルのSBの裏。セネガルはラインの裏へのケアが甘く、マークの受け渡しも曖昧になる所がありました。この為、空いたスペースにボランチを飛び込ませるのと、裏へのロングフィードは非常に効果的でした。


日本対セネガル、後半戦。シセの修正と日本の対応


こっからは後半の話になります。日本は同点においつけたし、攻撃も守備も安定してるので特に変更はなく後半に入ってます。一方でセネガルのほうは攻守に不安定な状態になった為かシステムをいじってきてます。


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日本が最終ラインに長谷部落としてきてるって事からかP・アンディアイエを一列前に出して中盤をダブルボランチに変更してきてます。最終ラインへ落ちる長谷部をP・アンディアイエに捕まえさせて中央は横並びにし、アンカーの脇を狙われないようにした形です。


前半28分以降、日本が主導権を握りゲームを進める展開が続いてました。セネガルはポジションチェンジをくり返す日本の中盤を捕まえきれておらず、ここの修正は急務でした。最終ラインの裏へのボールにしろ大迫への楔にしろ、香川、長谷部、柴崎が圧倒的に多いわけですから、セネガルはまずココを何とかしないといけない。日本にとってのニアンは、セネガルにとっては香川、長谷部、柴崎でした。ここを抑え込まないとどうにもならない。


ただ、この修正の後もセネガルは中盤で日本の選手を捕まえきれませんでした。


後半3分の場面だと、セネガルがシステムを修正してきてるのは間違いない場面だったんですが・・・


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このシーン、何回見返しても意味がわからんのですが、この後、大迫はボール失わなかったんです。普通ボール失いますよ、こんなの。マジ半端ねぇ。セネガルの守備は間違ってないです。普通のCFならあそこでボール取れるし、そこからカウンターにいけてます。ところが大迫がボール取られない。意味がわからない。シセが大迫褒めてたのも当然ですわ。狙い通りの守備できてるのに大迫が個人で打開しちまったんだから。


ついでに後半5分のシーンでも大迫はDF背負いながら見事にボールおさめてカウンターの起点になってるし、大迫は背負ってプレーするの上手すぎますわ。


そしてここから後半14分位までは長谷部、昌子が痛んだりして、プレーが中断気味で進んでたんですが、後半14分あたりからセネガルに怪しい所が出始めます。


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ここでは長谷部が長友のところに降りてますけど、あそこだと誰もついてこない。だから長谷部の所から作られてしまうし、何より不味いのは柴崎の攻撃参加の時、マッチアップの相手が完全に柴崎のマーク外してしまってる点です。



更に言えば、この後、後半15分にも柴崎の飛び出しから大迫へのグランダーのクロスで決定機ってシーンがありましたが、あそこでも柴崎のマークの受け渡しにセネガル失敗してます。このあたりなんですよね、アフリカのチームだなあっての。裏のスペースのケアであったり、マークの受け渡しであったりと、細かい所でムラがある。香川が下がってボランチをバイタルに飛び込ませる形が機能しちゃうのは、こーいう所なせいですよね。


さらに後半17分なんですが、Aエンディアイエのマークが一瞬緩んだ隙を逃さず柴崎が左SBの裏へスーパーフィード。これに酒井ゴリが抜け出す事に成功します。この後、ゴール前のシーンになった時、柴崎がゴール前に飛び込んでくるんですが、Aエンディアイエは柴崎にマーク外されてしまい、柴崎がノーマークの状態でゴール前に入ってきてました。


この時間帯ね、もうちょっとチームとしての連携度が上がってたら、柴崎のゴールが生まれていたと思います。攻撃参加すると完全にフリーでしたからね。香川が開けたスペースに柴崎が飛び込んで来るってのを大迫がわかってプレーできてれば・・・という奴です。


この時間帯、柴崎とA・エンディアイエのマッチアップは柴崎が圧勝してる状態でした。この時間帯での柴崎のパフォーマンスは凄まじく、裏へのパスの対応に難があるとみるや裏への長いフィードを通し、マークの受け渡しに難があるとみるや果敢な飛び出しからチャンスメイクと、たった一人で日本の攻撃を引っ張ってる状態でした。



シセとすれば・・・当然交代カードの時間です。(ついでにカウンターから乾の決定機がひとつありました)


後半20分、セネガルはA・エンディアイエにかえてシェイク・クヤテを入れてきます。この交代は極めて妥当です。A・エンディアイエが柴崎のマーク外しすぎてました。


ここまでの時間帯、日本には決定機が二つありました。しかし、 「決めるべきところで決めないと罰を受ける」ってのがサッカーです。


後半25分、PA内でゴールに背を向けてボールを受けたサバリがマークについてた柴崎を見事なルーレットのターンで抜いて、股抜きクロス。これを飛び込んできたワゲが決めてセネガルが2点目。


まさか左SBがルーレットからのターン決めてくるとは思いませんでした。ワールドカップって本当に怖いですね。やばいのしかいねえ。あんましいいたかないですがね、柴崎が欧州でボランチとしては使ってもらえない理由がこのシーンには凝縮されてます。そしてハリルホジッチに冷遇されてた理由もね。ハリル的サッカーやる監督は「あそこでターンさせちゃうようじゃボランチとしては計算できねぇ・・・」となります。一方で西野朗はそこには目をつぶります。目をつぶってボランチで使います。やるサッカーが180度違うからです。


柴崎の良い所も悪い所も凝縮された10分間です。監督によって好き嫌いが大変分かれるタイプの選手です。この試合は柴崎の全てが出た試合でした。

西野朗のギャンブル

さてリードされた瞬間に西野朗が動きます。後半は上手くいってました。上手く行ってたんです。しかし勝ち越しを許してしまった。

後半27分、西野朗は香川に変えて本田投入。さらに後半30分には原口に代えて岡崎を投入し、システムを442に変更します。


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これ見たときの感想としては


「うわあ、ギャンブル始めやがった」


というモンです。後半ね、上手くいってたんですよ。マジで。しかし、ここで本田と岡崎を投入して442にしてしまうと、上手く行ってたバランスが崩れます。具体的には岡崎はビルドアップ助けてくれないし本田の右は中央のスペースに入りすぎる。これだとビルドアップが不安定になるし、柴崎が飛び込むスペースが前になくなる。ここまで上手く行ってたバランスが崩れる。メンバー交代後、チームが機能するかどうかは完全にギャンブルになります。下手すると変更後、チームが全く機能しなくなる恐れすらあった。


ところが何が起きたかというと、後半32分、セネガルのGKからのフィードを昌子が拾った所から岡崎に当てて、岡崎が大迫に流して大迫が得意のターンからクロス。これにGKが飛び出すが触れることが出来ずに岡崎倒して転倒!!!!乾が折り返して本田が同点ゴール叩き込んで同点となったのです。ここでまさかのGKやらかしですよ。GKのやらかし!!



西野朗本田圭佑はもってます。マジでこの二人はもってますわ。


この後は特にそれほど書くことなく試合は引き分けで終了しました。


試合の総評と西野ジャパンについて


試合そのものは本当に面白い試合でした。本当に本当に面白い試合でした。勿論勝てればそれに越したことはなかったのですが、十分に満足度の高い試合でした。


試合内容としては、先にも述べましたが、全く異なるスタイルを持つ二つのチームの戦いでして、セネガルはフィジカルを前面に押し出したスタイル、日本は流動的でテクニカルなスタイルで戦いました。どちらが優れているという話ではありません。セネガルにはそういうサッカーが合う選手が揃っていて、日本にはそういうサッカーに合う選手が揃っていたという話です。(正確にはそういう選手を西野朗が選んだのですがね)


西野朗という監督が就任して、ハリルホジッチの時とサッカーのスタイルを180度変えてしまいました。本番直前にやるサッカー変えちまったんです。ハリルホジッチはより静的でフィジカルなスタイルのリアクションサッカーやってましたから。これの恩恵を受けた選手もいれば、被害を被った選手もいます。恩恵を受けたのは香川、乾、柴崎、大島みたいな選手達。被害を被ったのは山口、井手口ですね。中盤でボール動かさないサッカーから、中盤でボール動かすサッカーに大変更したので必要な選手がまるで変わってしまいました。正直言って最初は「時間なさすぎるし無理なんじゃね?」と思ってました。


そして本番前のガーナ戦とスイス戦で完敗したので日本は葬式ムードでした。


ところがパラグアイに勝った辺りから風向きが変わり始め、グループリーグが始まるとコロンビアに勝ってセネガルと引き分け。チームの調子はどんどん良くなってるし、開幕前の葬式ムードが嘘のようです。選手の雰囲気も明らかに良くなってるし、すでに4ポイント持っててグループ首位で、次は敗退が決まってるポーランド相手なんで、本当に良い風が吹いてます。


現在、その良い風に乗れてないのが慣れない右サイドで窮屈にプレーしてる原口と2試合連続でやらかしてる川島ですけど、スタメンはいじらないでよいと思います。今のままで良いです。特にGK川島には批判が集中してますが、西野朗のチームはボランチとGKにファンタジスタがいないと面白くないのでね。このままで行きましょう。西野朗藤ヶ谷陽介で勝ちましたよ。川島永嗣でも勝つでしょう。


結局ね、完璧な選手なんていません。日本代表の選手はみんな美点もあれば欠点もあります。全部ひっくるめて受け入れてあげてください。


泣いても笑っても次の試合で全てが決まります。次のポーランド戦もレビューはしますんで4649。



書いててもうつかれたので、ではでは。

2018年FIFAワールドカップ、日本対コロンビアのレビュー「大迫半端無いって」

はい、皆さん、お久しぶりです。皆さんハッピーですか?僕はハッピーです。先日の日本の勝利のおかげでな!!!!!


日本代表がコロンビアを下馬評を覆しての勝利をおさめたので、張り切ってレビューでも書くかと思い、書き始めたわけですけど、実にレビューしにくい試合です。ええ、とても書きにくい。理由は?


開始3分のレッドカード+PKで事実上試合が決まったからです。



ええ、もう、あのワンプレーで勝利を確信してtwitterじゃ「よしかったな!」と呟いた程度に決定的でした。西野監督ペケルマン監督も試合開始3分でゲームプランちゃぶ台返し喰らった格好でした。ちなみに逆の立場で日本がアレやってたら「はい解散」と呟いてたと思います。あれで西野監督は勝たないといけない試合になりましたし、ペケルマンはゲームプランも糞もねぇという状態でした。



このブログ、サッカーの戦術解説とかをメインでやってるのですが、先日の試合に関しては、本当に開始3分のプレーで全てが決まったと断言できる訳で細かい話はあんましできません。ですので今回のエントリに関しては試合経過を追いつつ、何がピッチで起きたのかについて解説する形でお送りします。


日本対コロンビア、前半戦で起きた事


両チームのスタメンからはいりましょう。


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まずこうなってました。コロンビアはエースのハメス・ロドリゲスが怪我でベンチスタート。キンテロが代わりにトップ下に入った4231。対する日本も4231で大迫のワントップに2列目は乾香川原口、ボランチは長谷部柴崎。4バックは長友昌子マヤ酒井ゴリの並びでした。前とボランチは予想通り。昌子はちょっとしたサプライズだったかなという感じでした。




さて、試合3分のアレの話になりますけれどキャプで解説する程のモンでもないので文章のみで言わせてもらいますが、


CとDのサンチェスコンビが同時にやらかすという奇跡


に恵まれました。大体あのサンチェス二人が悪い。いわばサンチェスの奇跡です。


具体的にいえばD・サンチェスがクリアボールの処理を誤って大迫に抜け出されてGKとの一対一を作られ、こぼれ球を香川が拾ってシュートしたのをC・サンチェスが手でブロックしてしまい決定機阻止で一発退場+PK。


これで日本の勝利がほぼ確定しました。完。


で終わると身も蓋もないので、もうちょっと書きます。


ペケルマンもコロンビアナインも抗議してましたがねー、枠に飛んだシュートを手でブロックしたら決定機阻止で一発退場+PKです。ルール上そーなります。


てかね、大迫がGKとの一対一決めてたらその後のC・サンチェスの決定機阻止からのレッドカードは無かった訳ですよ。


ほんっっっとうにサッカーってわからないモンですね。結果論ですけど「大迫が一対一外したのが正解だった」という意味不明な出来事でした。日本という国ではFWが外す度に、



決定力不足



と念仏みたいに大合唱されるのですが、FWの決定力不足が試合を決定ずける時もあるわけです。矛盾して聞こえますが、実際にW杯で起きた出来事なのでしょうがない。振り返ってみると本当にポルナレフな出来事でした。


この辺りで日本の最初のゴールの話は終わりにしましょう。香川がPK決めて日本は先制。日本はもう絶対的に有利な状況になりました。


ところがここからコロンビアは攻勢に出て日本は守勢に回ります。


まあリードしてるんだし攻めさせといてカウンターでも良かったんですけど、それやるなら柴崎いらねーだろ山口で良いって話で。


日本はリードした時点で二つのゲームプランが考えられました。コロンビアは追いつかないといけない訳だから攻めてきます。リードされた以上はブロック作って守ってる場合じゃない。点とらないといけない。だから攻めさせといてカウンター狙いってのが一つ。もう一つは数的有利な状態になった訳だからボール持てます。ボール持てるんだから徹底的にボール回してコロンビアを守備で振り回して体力削りながら追加点狙うってプラン。


日本代表のスタメンからみると狙うべきは後者です。トップ下に香川ボランチに長谷部と柴崎がいるんですからね。



ところがリードしてからの日本代表はいわゆる「後ろが重い」サッカーでした。これだけだと意味がわからないから具体的にいうと「ボランチもSBが攻め上がらない」サッカーやってました。攻撃で人数かけないサッカーです。カウンター食らうのが嫌だったんでしょうね。でもそれだとコロンビアは守りやすい。日本のほうは数的有利な状態なのにボランチもSBも攻め上がらないからコロンビアにとっては怖くない。


という訳でtwitterでも「たいくつだぜ!」とか呟いてたんですけど、前半5分~25分くらいは退屈な試合でした。日本はカウンター狙いのサッカーやっててコロンビアがボールもって攻めるみたいな試合でした。15分の日本のカウンターシーン以外、面白い事が何もなくて退屈でした。



大体、前半25分くらいまでは後ろが重いサッカーやってたんですが、26分あたりから日本のSBが高い位置取り始めます。具体的には長友です。



こうなると焦り始めるのがペケルマンです。長友が高い位置取り始めると、それをマークするのはクアドラートになるんですが、守備意識の低いクアドラートでは日本に左サイドを制圧される恐れがあります。前半31分、ペケルマンの修正は早くて、クアドラートを外してボランチバリオスを投入。そしてキンテロをサイドに出して長友とマッチアップさせました。



この辺りの時間帯、すでにコロンビアは日本のボランチ二人に対するプレスがかけられない状態になってました。コロンビア陣内で長谷部と柴崎がフリーで前むいてボールを捌ける状況でした。そこから両サイドに展開されたら、日本に中盤とサイドを制圧されてしまいます。なので中盤の守備力を強化してサイドのマッチアップを明確化させたかったんでしょうが・・・・これが思わぬ副作用を伴いました。



ただ、その副作用が出る前に前半39分コロンビアはファルカオが取ったFKからキンテロが決めて同点に追いついてます。



この後は特に何のドラマもなく前半終了のホイッスルとなりました。



日本対コロンビア、後半で起きた出来事


さて、後半の話に入りましょう。



開始直後から日本代表の狙いは明白で、両SBが高い位置を取り始めました。このあたりは選手のコメントからも伺えますけど、ハーフタイムにテグコーチが修正をいれたそうです。西野監督は「数的有利じゃなくてポジショニングをしっかり」と言ってましたが、


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これが後半3分の日本代表のポジショニングです。両SB張り出させて原口を中にいれるスタイルに変更してます。前半、リードした後のポジショニングとは違う配置になってます。



さて、前半の話のときボランチバリオス追加してキンテロをサイドに出した事で思わぬ副作用がでたって話をしましたが、後半から、割と深刻な状況になってます。


バリオスは香川にかなり厳しくマークについていて香川を試合から消すことには成功してました。ただ、原口が中に入ってきて酒井ゴリが高い位置を取るようになると、これが日本のボランチ二人を完全にフリーにしてしまう事に繋がりました。


一人少ない状況で香川にボランチ一人がマンツー気味でついてて、そこに原口が中に入ってきたらどうなるか?答えは日本のボランチにはだれもプレスにいけない。以上。


日本のボランチに全くプレスがかからない為、コロンビアはラインを上げることができず、ひたすら押し込まれ続けることになります。さら長友とキンテロのマッチアップなんですが、序盤から攻守に走り回ってたキンテロは長友の上下動についていけず、左サイドを日本が制圧しはじめてました。中央で数的不利、サイドでも数的不利な状態になったコロンビアを日本代表が一方的に押し込む展開になります。



そして、この試合での最大の悪手だと思われる采配が起きます。


後半14分、ハメス・ロドリゲスの投入。キンテロはガス欠気味だったから交代を決断したんでしょうが、これが本当に悪手でした。



この時間帯、コロンビアは守備の枚数が絶対的に足りてなかった訳です。中央でもサイドでも人が足りてない。なのにコンディションが良くなく、守備意識が低い選手をいれたら尚更それに拍車がかかってしまう。日本は両SBを高い位置においていたので、その裏を使えばカウンターに持ち込めますけど、キンテロだけでなくコロンビアの選手は殆ど疲弊していて、サイドが走れない状況になってました。サイドの選手が走れない以上、SBの背後をついたカウンターは難しい状態でした。ボール持って前向いても両サイドにアタッカーがいないんですよ。攻め上がるスタミナが残ってない。そして両サイドをコロンビアが使えない以上は日本は中央閉めとけば良いだけでした。


サッカーってのは疲労が伝染するスポーツです。FWが守備で走らないとその分MFが走らねばなりません。そしてMFが疲弊して走れなくなると、次はDFがその分走らないといけなくなり疲弊していきます。コロンビアの場合、疲労の伝染が深刻だったんですが、ハメスを入れた事でさらにそれが加速します。


ハメスは右サイドの守備に回らないといけない状態だったんですが、はっきりいって役にたってませんでした。そして立て続けに日本は左サイドからチャンスを作れるようになってきます。ハメスに関して言えば後半19分の守備はひでーもんで香川にハメスの守っていないといけないスペース使われるし、後半20分の時の乾のシュートに至る流れでも本当に何もしてません。23分にもハメスが守ってないといけないスペースを香川に使われてるしで本当に役に立ってませんでした。


そして後半24分に日本は試合から消え気味だった香川に変えて本田を投入。ペケルマンはすぐさまキエルドに変えてバッカを右に投入してハメスを左に回します。これは日本の左サイド対策でしょう。日本に右サイド制圧されかかってましたから。


ただ、これがねえ・・・ハメスが左にまわった事が日本の右サイドを一気に活性化させました。事実上、コロンビアの左サイドは守備者が一人減ったに等しい。本田も右サイドに流れてましたけど、あれは正解。コロンビアはハメスの守ってる場所が穴になるんですから。



そして後半26分、ハメスが左に回った副作用がモロにでるわけですよ。ここはキャプでやりましょうか。



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これですわ。


酒井ゴリの決定的なシュートに至る流れで、ハメスはただ突っ立って見てただけ。ファルカオですら戻るそぶりみせてたのにね。ずーっとこの調子だったんです。ハメスが埋めるべきスペース埋めてないから、そこを日本代表に使われてる。



そして、この後、CKから大迫が半端無いヘディング決めて日本は待望の追加点を獲得。これが決勝点となって日本は勝ち点3を手にいれましたとさ。



ちなみに、このCKは狙いがはっきりとわかるプレーでした。ゴール前の動きと配置を見る限り、コロンビアはマンツーでセットしてるので、吉田のマーカーに原口がスクリーンかけて吉田をフリーにしてズドンってのが狙いだったんでしょう。ただ、吉田でなく大迫がスーパーヘディング決めてしまいましたけどw



まあ、細かい事はどうでもいいのです。これで勝てたのでめでたしめでたしでございます。





日本対コロンビア、総括


総括・・・といきたいところですが、書くべき事はただ一つ。


前半3分のアレが全てでした。


結経アレがなければコロンビアは一人少なくなることは無かったんです。数的不利に陥ってなければ日本に中盤制圧される事も無かったし、サイドで数的不利に陥ることもなかったでしょう。ハメスを投入しても攻守のバランスは保てたはずでした。あれでペケルマンのゲームプランは全部破壊されてしまった訳で、あとはパッチワークみたいにつぎはぎあててく事しかできてませんでした。


一方でダンディー西野ですが、前半3分の幸運で相手の交代策をみてからカードを切れるという優位性を維持できた上に後半の修正も上手くいき、ペケルマンがハメス投入で自滅してくれたので「この人マジでもってるな」という感じでした。ここまでサッカーの女神に愛されたのはやはりダンディーだからでしょうかね?


最初にも書きましたが、本当にサッカーてな面白いスポーツです。FWが一対一外した事が良い結果を生んだ事例とかねえ・・・・こんなのがW杯で見られるとかねえ・・・・



そして各所で言われてる話ばかりですが、ペケルマンの失敗はハメスを入れた事でした。本当に本当に悪手でした。あそこまで守備が壊滅的ならば試合では使うべきではなかった。それでも使ってしまったのは・・・・4年前、ハメス投入で一気に流れを変えて勝利した記憶があったからなんでしょうね。以前の記憶を引きずってはいけなかった。過去は過去。現在は現在です。




今回の試合のMoMは勿論大迫半端無いです。2得点ともに決定的な役割を果たしているし、ハメスのシュートをブロックしたのも大迫でした。計3点分くらいの働きで勝利を決定づけたのは大迫です。この出来ならだれも文句はないでしょう。



正直いって、パラグアイとコロンビアをニタテにするという信じられない事が現在進行形で起きてます。アジアの代表チームは南米チームに本当に弱くて、日本がW杯で南米チームに勝ったのはこれが初、そしてアジア勢がW杯で南米に勝つのもこれが初という快挙でした。南米に勝ったので僕はもう胸が一杯なのですよ。



次のセネガル戦なんですが、非常に難しい試合になります。単純に強いです。ポーランドに勝ってますからね。今回の試合の場合、相手が早い時間帯で10人になった事でボランチ二人がフリーで前むいてボール捌ける夢のような試合でした。次の試合ではこんな事は起きません。絶対に起こりません。セネガルポーランドの試合を見ましたがセネガルは守備が良いです。ボランチはまず前向かせてもらえないと思った方が良いです。セネガルの守り方はCBとSBがボール持って前むいてもいいがボランチより前の選手は絶対前向かせないって守り方します。日本はボール持てるでしょうが、中央経由のビルドアップをする為にはビルドアップを工夫しないといけません。U字型のビルドアップやったらセネガルの思う壺ですかんね。あれは絶対だめ。



今回の勝利のおかげで後2試合は確実に楽しめます。W杯は四年に一度のお祭りです。存分に楽しみましょう。




ではでは。