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アジアカップ日本代表メンバー紹介

本当に久しぶりの更新になったけど、サッカー熱に浮かれているので、本日はアジアカップの日本代表メンバー紹介。天皇杯も終わったし、三日からは代表がカタール行くし、アジアカップは本当に楽しみ。代表も世代交代が進んでるしね。



日本代表監督 アルベルト・ザッケローニ
岡田前監督の後を継いで誰が監督になるのか、すったもんだしたあげく決定したのは、カルチョの国のアルベルト・ザッケローニ


これまでの経歴では輝くのは、セリエAウディネーゼにおいて、弱小チームでありながらパスを細かく繋ぐスタイルの343で旋風を巻き起こした時期。ザッケローニセリエAの戦術史で欠かす事のできない位置を占めており、サッキのミランの442の後に流行することになる3412のひな形となる343をイタリアに持ち込んだ事で戦術家としての名声を確立している。


ウディネーゼとミラン監督時代には、3人のアタッカーのうち、両サイドの二人にはボールを奪われても守備に戻るなと指示していた事などから、サイドアタックにはこだわりがある模様。


一方で、ミラン監督時代には、343をミランに持ち込むものの、イマイチフィットせず、最終的に選手と話し合いをして、3412に変更してスクデットを獲得など、トップ下を使っての中央突破の指導にはあまり長けていない印象がある。


イタリアサッカーで監督をしてきた監督なので、守備構築に関しては、これ以上は望めないほど良い監督だが、攻撃ではサイドアタックが多く、中央突破は少なかった岡田前監督時代と同じ感じかもしれない。そのあたりが、今後の日本代表のサッカーにどう影響するか、このあたりは、選手との兼ね合いになると思うのだが。


彼の指揮した試合はまだ少ないが、原監督代行だった時のそれと比較すると、同じ4231フォーメーションでも、3のところの両サイドをタッチライン際に固定するのを好む模様。原さんは、3のところをもっと流動的にしていた。


4231で、3の所を流動化しているのが、レアルやドルトムント、日本ではセレッソ。ポジション流動化アタックみていて面白いが、守備時にポジションバランスが崩れやすく、攻→守の切り替えが遅くなる欠点がある。3を固定して、両サイドをタッチライン際に張らせるタイプの4231は、ポジション固定なので攻守の切り替えが早く出来、その分守備が堅い。守備重視はイタリアサッカーのDNAなので、後者をザックが採用しても、あまり攻めないように。だって、イタリア人だもの。


川島永嗣(リールス/ベルギー)
いつも怒っている印象がある日本代表の正GK。反応の良さはピカイチ。GK楢崎が引退したので、GKとしては間違いなくファーストチョイス。でもW杯でブレイクしたのがゲイ人気というのはどうなのという可愛そうなGK。



伊野波雅彦鹿島アントラーズ)。
トゥーリオと中澤という不動のCBコンビが怪我、ついでにマリノスの栗原まで怪我なんで、この鹿島のセンターバックが最終ラインを守ることになるかもしれない。対人とカバーリング、足下の技術に大変優れているのだが、絶望的なまでに空中戦に弱い。びっくりするほど弱い。とはいえ、センターバックの癖に両足でフィードできる彼の才能は貴重。3バックを敷くなら、彼が使われるだろう。4バックの場合は今野がいるので、おそらく出番無し。


岩政大樹鹿島アントラーズ
トゥーリオ、中澤、栗原が怪我で不在なので、急遽呼ばれた鹿島のセンターバック。とにかく空中戦に強い。反面、足下の技術がアレだったりと、ストロングポイントとウィークポイントがはっきりしている。あと、顔が恐い。丸刈りにしていた時期は、「絶対に何人かヤっている」って感じの顔。


一方、顔が恐いものの、ジェットコースターや犬を怖がったり、カズにユニフォームをもらって子供みたいにはしゃいで、チームメイトに見せびらかしたりと、母親に「大ちゃん」と呼ばれていたりと、顔と性格のギャップが激しいセンターバック。使う時は、足下が上手くて対人能力の高くてスピードのあるCBとご一緒にどうぞ。


今野泰幸(FC東京)
所属チームのFC東京は、上位を狙えるメンバーであるにも関わらず、何故かJ2降格となってしまったが、彼の能力は非常に高い。若い頃には、セリエAからの獲得のオファーを受けたこともあるのだが、結局、断ってしまった。DFで、セリエからオファーがくる選手はJでは本当に稀である。


運動量があって、カヴァーリングの能力が非常に高く、戦術理解度も高い。イタリア人の監督であれば、思わず使ってしまいたくなるのも頷ける選手。ついでに、後ろなら、ほとんどどこでも守れる選手なので、次のW杯まで代表には常に呼ばれ続ける選手になると思われる。あと、背がセンターバックとしては高くないのだが、空中戦の勝率は、CBとしては十分なレベル。



長友佑都チェゼーナ/イタリア)
脅威の運動量とスピードを合わせ持つ日本代表の左サイドバック。高さこそないものの、運動量とスピードというモダンなサイドバックに必須の能力は間違いなくワールドクラス。ただし、攻撃ではクロスがイマイチだったり、中へ切れ込んでのシュートもイマイチだったりと、サッカーセンス自体はゴニョゴニョという、日本では珍しいフィジカルで勝負するタイプのフットボーラー。


内田篤人シャルケ04/ドイツ)
50メートルで6秒を切る俊足サイドバック。攻撃のセンスは非凡なものがあり、ゲームの組み立てにも参加できる貴重な才能の持ち主。甘いマスクで女性に人気はバツグン。長谷部、細貝らと共に日本代表のイケメン枠。ただし、守備がアレでクロスもワロスになりがちという欠点があり、現在、マガト軍曹の元で猛特訓中。あと2年もすれば顔は子供で体はガチムチという感じになってるかもしれない。


遠藤保仁ガンバ大阪
愛称はヤット。ザックはやたらとガンバの試合を見に来ていたが、あれは、誰を見に来ていたんだろう。まぁ、それはどうでもよい話。


顔がガチャピンに似ているせいか、ネットで「ガチャ」と呼ばれていたり、ガチャピンAAと組み合わせて、

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   .レヽ、_   _,ノiヽ、_  u_ノ,ノ   やったー
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こんなAAを作られたりしている日本代表不動のゲームメーカー。


顔がガチャピンに似ていたり、体型がフットボーラーなのにビール腹だったりと、思わず本当にサッカー選手なのかと思ってしまう風貌なのだが、攻撃面でのゲームメーカーとしての実力はぬきんでている。それは、数字にも出ていて、ここ数年10ゴール前後10アシスト前後をコンスタントに記録しているボランチは日本人では彼だけ。日本代表の司令塔は間違いなく彼。


ちなみに、司令塔というと、一昔前だと、ジダンだとか中田みたいなトップ下を指して使われていたが、最近では、司令塔の仕事は、中盤の底のボランチが担うことが多くなってきている。このあたりは、サッカーの戦術の変遷とも関係があるのだが、それは違う話なので省略。


現状、彼と中村憲剛が日本代表の司令塔、あるいはゲームメーカーとして、頭一つ抜けており、厄介な事に後を継げる若い選手がいない。実は、次のW杯で、最大の問題になってきそうなポジションだったりする。遠藤も流石に次は34才だしねぇ。


松井大輔トム・トムスク/ロシア)。 
W杯では中村俊介からポジションを奪い、カメルーン戦では値千金のクロスで決勝点をアシストしたドリブラー。ドリブルからキープ、ワンタッチ、ツータッチでのパスをこなしつつ、守備もよく出来る。基礎技術の高さは特筆に値するプレーヤー。ただ、技術は高いのに、最終ラインを突破して裏に抜けようとするプレイがあまり多くないのが勿体ないなぁと個人的に思う。あと、最近、なんだか風貌が仙人じみてきた。


岡崎慎司シュツットガルト?/ドイツ)
スピードがさほど無いにも関わらず、裏に抜けるのが得意な珍しいタイプのFW。とにかく、反応速度は速い。こぼれたボールにも恐ろしい早さで反応する。なんせ、あまり基礎技術が高くない選手なので、見くびってしまいガチではあるが、前線から守備を献身的に行い、豊富な運動量を誇り、さらに得点力もあるので、やっぱり評価は高くなる。守備はできるが得点力がないFW、得点力はあるが守備ができないFWは日本人でもいるが、両方もってる彼は貴重である。あと、動き回ってスペースを作れるのも、彼の才能の一つ。こういうFWがいると、二列目は飛び出すスペースが出来るので、とてもプレーが楽になる。ボール持ってない時でも良いプレーができるFW。


彼のゴール集はニコニコ動画にあるが


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背が低い癖にヘディングが強く、スピードがない癖に裏を取れるという意味のわからない能力をもつFW。それが岡崎。


背が低くく、スピードがなく、テクニックもたいしたことが無いので、「ごっつぁんゴーラー」とも揶揄されたりするが、重要なのは、そのFWが毎年のように二桁ゴールを決め続けている事である。二年続いた二桁ゴールはまぐれとは呼ばない。実力というのである。


香川真司ドルトムント/ドイツ)
フィジカルコンタクトに弱い以外は、これといった穴がないスーパーなMF。W杯では落選したものの、ただ今ドイツで大ブレイク中。アジアカップでは10番を背負う事になった。ただし、フィジカルコンタクトに弱いので、ガチムチサッカーやるなら彼を使う意味はほとんどない。具体的にいえば、前線のターゲットマンに向かってボールを放り込み、中盤ではルーズボールを競り合うサッカーやるなら香川は外して他の選手いれたほうがいい。そのくらいフィジカルコンタクトは基本的に駄目。あと、攻撃の際に中央突破を得意とするタイプなんで、守備重視の監督からすると、カウンター食らいやすい彼の中央突破は嫌われる原因にもなる。


で、どんなプレースタイルなのかは、下記の動画をみてもらうのがてっとり早い。


↑1:20!。

↑4:04!。


特筆に値するのは、フィジカルではスピードと運動量の両方を合わせ持っている事。テクニックでは、サイドでダブルマークを受けても、するっと抜け出してみたり、右でも左でもボールをもてて、両足のどちらでもシュートを決められて決定力が糞高い。MFだが裏に飛び出すプレーが非常に上手く、GKを交わしてシュートするのが非常に上手い。裏を狙ったパスも得意で、意表を突いたプレーができる。そして、これら全てをスピードに乗って行える。


日本代表というか世界を見渡しても、こういうMFは稀。いわゆる黄金世代のMF達は、テクニックでは秀でていたものの、香川のように二列目から飛び出してゴールを狙ったり、最終ラインの裏に飛び出してシュートを打つプレーをあまりしないプレースタイルの持ち主が多かったし。


とにかく彼のプレースタイルには驚かされる。ただ、問題は、彼の得意な4231というのは、3の所で、両サイドハーフをライン際に固定気味にしたタイプでなくて、3の所を流動化してやるタイプなんで、代表でそれがどこまで出来るかって話になる。前者の3固定気味の4231は、両サイドハーフに我慢が求められるフォメで、自分のサイドにボールが来なくても、両サイドハーフはワイドにポジションを取って我慢する必要がある。そして、香川は、そーゆー我慢が必要なスタイルを好まない感じ。内に入ってきたがるし。


一方、流動タイプは、ドルトムント、レアル、セレッソ、スペイン代表なんかが採用しているが、3の所の選手が流動化して、ボール回りに数的優位を作り出すことによって相手の守備を破壊することを目指している。岡田前監督もそれをやろうとしたんだが、W杯直前に破綻してしまった。香川が入った事で、今度こそ、それが出来るかどうか。欲をいえば、香川ともう一人、相手の隙間でボール受けたり、ボール回りに数的優位を作り出せる選手が欲しい。というか、そういう選手が二人くらいいないと、そーゆーサッカーはできないと思う。


前田遼一ジュビロ磐田
スピードがない以外は完璧な万能FW。
ただし、本人もスピードがない事は気にしているので、あまり、そのことで文句をいってはいけない。前田を使うなら、スピードがない事は覚悟して使うべき。あと、万能というのはよく言えばの話で、悪くいうと器用貧乏なFWでもある。パスが上手い上に右でも左でも頭でもゴールを決められるが、絶対的な武器はもっていないのである。個人的に好きな選手なのだが・・・・

前田のゴールはyoutubeでも見れるけど


左右頭のどれでも決めれるし、ミドルシュートも良い。ただ、先の香川の動画によくあった裏に抜けてGK交わしてゴールなんてシーンがほとんど無いのもすぐわかると思う。スピードがない選手のため、裏に抜けるプレー「だけ」苦手なんである。本人もインタビューで、裏に抜けるプレーが好きじゃないとか言ってるしなあ。

―最後に、もし願いを3つ、かなえてもらえるとすれば何を願うか教えてください。

前田 ジダンみたいになりたい。

―次は?

前田 俊足になりたい。

―本当に遅い?

前田 かなり。初めて代表に呼ばれたときの体力測定で、20メートルダッシュ、垂直跳び、1位を獲得しました。

―後ろから。

前田 はい。鈍足、瞬発力なしのFWってあり得ないと思います


前田遼一インタビュー(3)


とにかく、スピードがない以外は完璧なFW。問題は、本人もいってるように、鈍足で瞬発力がないFWというのはあり得ない・・・・・・というか、まぁ、あれで得点を量産しているのだから凄いのだが、前田は裏に抜けるスピードを持った選手と組ませないと攻撃が機能しなくなったりするのも確かである。そのくらい裏に抜けるプレーが下手・・・一番、得点期待値が高い攻撃が苦手な得点王。それが前田遼一


酒井高徳アルビレックス新潟
サプライズ招集といっていいアルビレックスサイドバック。非常に器用なプレーヤーで、後ろはセンターバック以外はどこでも守れる。どこかにけが人が出たら、ゴートクがいれば、ひとまず安心。けが人が多い日も今野とゴートクがいれば安心。今野と並んで代表のユーティリティプレーヤー。




細貝萌レーバークーゼン/ドイツ)

日本代表イケメン枠の守備MF。萌と書いてはじめと読む。でも「もえたん」と呼ばれる。甘いマスクはウッチーと並んで女性に人気がでそう。イケメンだが、守備力が高くてプレーが泥臭い。あと、足下は結構テクニックがあって、パスが上手い。なんだが、いかんせん、視野が狭いらしく、ボランチの位置からサイドに展開するプレーは上手く無い。ここが非常に惜しいところである。攻撃参加もさほどしないので、長谷部の二番手という位置からは抜け出せない気はする。


藤本淳吾清水エスパルス
今回のサプライズ招集その二かな?的MF。ただし、貴重なレフティの右ウィングプレーヤー。左足でのFKも上手く、右で逆足のウィングを使うなら、是非試して欲しいプレーヤー。逆足のウィングは、メッシとかロッペンが有名だが、フジモンが代表でチームにフィットすると、逆足の右ウィングを持つことでチームの戦術の幅がぐっと広がる。これで、もうちょっとスピードさえあれば完璧なんだが・・・フジモン、本タク、オカザーギとエスパルスのキープレーヤー3人が呼ばれているので、ひょっとしたら、ザックはエスパルスと同じ433をアジアカップ前に合宿で試す気なのかもしれない。


本田拓也清水エスパルス
433でトリプルボランチやってるエスパルスで、アンカーを任されている日本人ボランチ。同じく433のトリプルボランチでもアンカーがダニルソンな名古屋との違いがここにある。トリプルボランチを使うなら、彼が筆頭候補になると思われる。なんせ、日本人プロフットボーラーで、まともにアンカーやってるのは彼だけさ。


柏木陽介浦和レッズ
とってもおんにゃのこが好きな走れるファンタジスタが日本代表に選出。最近は髪の毛さらさらだったり、ちょっと太ったんじゃないかと思ったりと、個人的に気にくわない進化を遂げていることが多いんだけど、才能はホントに素晴らしい。ただ、才能があるだけで終わっちゃわないかと心配な選手。次のW杯までに、ケンゴや遠藤のレベルに達してくれないと困る。じゃないと日本代表のゲームメーカーが・・・・


長谷部誠ボルフスブルク/ドイツ)
このあたりになると、もう説明がいらないかもしれない日本代表のキャプテン、ベーハセ。ともこはんと別れてから、所属チームはgdgdになり、レギュラーを失ったりと踏んだり蹴ったり。ただ、前線のプレスが効かなくなったりした時に火消しに走り回れる長谷部の能力は日本代表の生命線。ザックは、岡田Japanの恒常的な弱点だった「トップ下のゾーンにスペースが生まれやすい」という欠点を長谷部や遠藤と、どうやって克服していくのかは、これからの課題。


本田圭佑CSKAモスクワ/ロシア)
W杯で、日本の救世主となったレフティ。彼の無回転FKはあまりに有名。プレーでは、左足のシュートが持ち味で、強烈。多少、距離があっても助走無しでぶち込める。フィジカルコンタクトに強く、パスも上手い。


と、まぁ、前田遼一と能力がかぶっている所がある。フィジカルコンタクトが強くてテクニックがあるが鈍足なのが欠点ってのが一緒。前田との違いは、逆足が使えないということか。このあたりは、典型的なレフティのプレーヤーで、利き足の技術水準が異様に高い割に、逆足はおもちゃ程度にしか使えない。レフティといえば、マラドーナや、最近ではエジルもそうだが、ほとんど左足一本で何とかなってしまうので、逆足の技術を磨こうと思わないのかもしれない。右利きだと、そうもいかんのだが。

プレー集はyoutubeのこれなんか有名だと思うけど、

動画みればわかるけど、本田は左に流れて中央へのクロスが上手く、右サイドに流れた時には、そこから中央への切り込むドリブルもグッド。この両方はレフティのプレーヤーの特に得意なプレー。ヘディングも強い。ただ、前田と同じで、裏に抜けるプレーはあんまりない。結局、ここが本田の泣き所というか、スピードの無いプレーヤー全般の泣き所なんだけど。


(豆知識的なものだが、サッカーでは、レフティのプレーヤーが明らかに有利になるポジションとして、左サイドバックと右ウィングがある。レフティのプレーヤーは、左サイドを縦に突破する時と、右サイドから中央にドリブルで切れ込む時に、左足でボールを持ってドリブルしてパスだせてシュートできる。ゴールから遠い方の足でボールをもたれている為、DFはボールを奪いにくい。)


スピードがないので、周囲にスピードがあって裏へ飛び出せる選手を配置しないと攻撃が糞詰まりになってしまうことがある。前田と一緒で、裏に飛び出すプレーが少ないのがトップ下として攻撃面では最大の欠点。このあたりが改善されれば、もっとずっと良い選手になって点も沢山取れるのだが。


フィジカルコンタクトは強いが、スピードがなく最終ラインの裏に飛び出すプレーが少ないというのは、トップ下ではジダンも持っていた欠点である。こういうトップ下は、裏を取るのが上手いFWとバツグンに相性が良かったりする。ジダンは、代表ではアンリ、レアルではロナウドと組んでいた。レアルでトップ下のエジルもスピードはあるものの、裏への飛び出しが少ないという欠点をもっており、レアルでは裏取りが得意なイグアインと良いコンビを組んでいる。


おそらく、本田も同じで、FWと本田トップ下の相性的に、一番合うのは森本、岡崎、今回は落選してるが平井あたりの「特殊能力:裏への飛び出し」的なFWだと思われる。


李忠成サンフレッチェ広島
現在、確変中のレフティFW。サンフレッチェ不動のエース、佐藤寿人が怪我の間にワントップで起用されてから、今年、得点を量産。前線からの守備を献身的にやるし、裏に抜けるスピードがあるし、横から入ってくるボールには滅法強いので、現在のパフォーマンスであれば、ワントップには前田より良いかもしれない。なんせ、裏に抜けるスピードをもち、ワンタッチプレーができて、PA内で、体を張れるのは彼くらいしかいないから。もっとも、そうなると、某匿名掲示板が荒れそうだけど。


槙野智章(ケルン/ドイツ)
サンフレッチェ広島の宴会部長。プレー云々じゃなくて、そのゴール後のパフォーマンスのほうが有名なんじゃないでしょうか。とにかく、良く喋るのでも有名。槇野の隣に座ったり、合宿で相部屋になったメンバーは地獄を見る。まぁ、プレースタイルの話をすると、空中戦は強いほうだし、スピードもあるし、身体能力は高いし、得点感覚もある愛すべき宴会部長。つか、全体的に能力が高い。が、やっぱり、馬○だから、ザックに使ってもらえないかもしれない。



西川周作サンフレッチェ広島
日本代表GKの二番手。GKだが足下の技術が高い。非常に有望なGKなのだが、いかんせんスペランカーな所があり、怪我に泣かされる事が多い。



吉田麻也(VVV/オランダ)
足下がべらぼうに上手いセンターバック。ザックはCBに足下の技術を求めているらしく、足下が上手なセンターバックが優先して選ばれている模様。CBのくせにフィードの精度が異様に高い。



権田修一(FC東京)
日本代表GK三番手。西川と同じく、足下の技術が高い。FC東京の降格は彼のせいじゃないです。いやマジで。