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サッカーのマッチレポートなどを中心に。その他サッカーのうんちく系ブログ。

日本代表対アゼルバイジャンの感想

サッカー

皆さん、こんにちは。実は今、ちまちまと今期のジュビロ磐田についてのエントリ書いてる最中なんですけど、それで色々と思う事もあり、今日は先日行われた日本対アゼルバイジャンの感想でも書こうと思います。ホントにちょっとした感想なので、そんなキャプは使いません。


日本対アゼルバイジャンアゼルバイジャンの守備ェ・・・・

で久々の代表戦なんですけど、マッチアップ的にはこうです。



日本代表は343やるかなと思ってたんですけど、4231でした。対するアゼルバイジャンは442です。それでなんですけど、4231ってフォーメーションとやる場合、442はちょっとミスマッチ抱えます。図にすると



ここになります。中盤中央で、ボランチ二人がトップ下とボランチ二人を見なきゃいけなくなるんですね。それでなんですけど、普通は、ここにセカンドトップあたりがプレスバックしてきて、中央で数的不利に陥らないようにします。


ただ、この試合ではプレスバックがさほどきつくないので中盤中央で簡単に日本に数的優位を作られてました。

――今日は遠藤が不在で、中央にいる本田圭佑が後ろに下がってゲームを作ろうとしているように見えた。本田の使い方として、彼にゲームメークさせるのは監督の考えなのか?(後藤健生/フリーランス)

 本田に関してだが、彼の真ん中でのサポートは今日だけではなく常に必要だ。今日は相手が4−4−2、ウチが4−2−3−1で、中盤の中央で数的優位を作ることができた。そこでタメができることで、香川と岡崎が前に集中できるようになった。


ザッケローニ監督「デビューした3人は、非常にいい出来だった」 (1/2) キリンチャレンジカップ アゼルバイジャン戦後会見


ってのがあるんですけどね。あそこで日本に数的優位を与えてしまうと、簡単に本田に縦のくさびのパスが入ってしまうから、どう考えてもやっちゃけいないんですけど、アゼルバイジャンは割とそのあたりルーズでした。アゼルバイジャン、ドイツに6−1でぼこられてましたけど、ああいう守備やってたら、そりゃ大差のスコアになるかなあと。試合みてないんですけどね。ただ、この試合のアゼルバイジャン見る限り、あの守備方法だとドイツの4231相手には無理ゲーです。エジルに楔の縦パスがガシガシ入っちゃうし。


この試合、代表選手のフィジカルチェックにしかならない内容で、アゼルバイジャンの守備方法に問題がありすぎました。フォクツは往年の名選手だし、監督としての経歴でもタイトルを取ってるわけですから文句のつけよう無い人なんですが、ちょっと采配的に首をかしげたくなるような出来でした。もっとも、アゼルバイジャンのサッカーのレベルがそこまでだったとも言えるんですけども。


この試合、もう一つ、思わずうめいてしまった守備が日本の先制点のシーンです。



まず、動画の8秒の所なんですけど、長谷部が前をむいてボール持ってるところにアゼルバイジャンのボランチが飛び出していってスライディングかけてるんですね。


これ、絶対にやっちゃいけないプレーで滑る必要性ゼロです。あそこで前を向いてる長谷部クラスの選手に無理にボールを奪いにいって滑るとかありえない。交わされるに決まってるし。案の定、交わされて本田にボール出されてます。前をむいてる相手に無理にボールを奪いにいってはいけないってセオリーがあるんですけど、ここでは完全にセオリー無視の守備やってます。


ただ、さらに問題なのが、ここで本田にボールが出たとき、さらにもう一人のボランチが本田にスライディングかけてるんですよ。これは、ありえないってレベルじゃねぇぞって話でして、ボランチが一人飛び出してしまったので、残ってるのは中央のボランチ一人。ここで交わされたら日本に中央のスペースを丸ごと献上する事になります。


普通は、ここでボランチがするべき仕事はボールを奪うことでなくて、本田と距離を保ちつつ併走しつつ、日本のカウンターのスピードを遅くしながら時間を稼ぐ守備なんです。ところがアゼルバイジャン、全く、これが出来てない。


それで次に起こったのが本田が滑ってきたボランチを軽く交わして走り込んできた長谷部に落としてます。もうこの時点で失点確定です。ボランチ二人が連続して守備の致命的なミスをしたんですから。


勿論、最後の香川のシュートの前に、SBが滑ったのも問題ですけどね。ただ、あの得点は、アゼルバイジャンのボランチ二人が致命的ともいえるミスを連続して行った事が原因になってるので、SBを攻めるのは酷です。


ついでにもう一つ、相手の右SHの動き。ボランチが飛び出して長谷部につっかけてるんだから、あそこは全力で戻って中央で相手にスペースを与えないようにカバーに入れって話なんですけど、途中で戻るのやめてるんですよ。全力で戻って中央のスペースを埋めようとしている左SHとの差はあまりに大きいです。



日本の攻撃で気になったこと


それでなんですが、この試合で気になった事なんですけど、日本の4231って攻撃の時、前の4人+ボランチにもう少し連動性があってもいいと思うんですよね。もっとも、あんまり前に人数かけたくないのかもしれないし、カウンター狙ってくるアジア相手に人数かけた攻撃はしたくないってザックが考えてても、それはそれでしょうがないんですけど。


えーと、ちょうど、磐田の4231のキャプつくってたので、ちょっと、磐田対鹿島の試合のキャプで4231の攻撃のいい題材があったので、紹介しときます。磐田の話は、週末あたりに上げます。









こういう攻撃なんですけどね。ちなみに鹿島もアゼルバイジャンと同じで、セカンドトップのプレスバックが、さほど無いため、中盤中央で簡単に磐田に数的優位を作れてました。結果として起こったのがジュビロのトップ下、松浦無双です。


日本代表はサイドに香川を張らせてます。監督の指示みたいですが、それはずーっとそうだった訳だし、別にいいんですよ。


ただ、香川がサイドでボールをもった時にボランチやトップ下の選手の効果的なフリーランニングが無いことが多いんです。


サイドに張ってるWGがボールを持ったときに、相手のSBとCBの間にスペースが一瞬生じます。だから、そこにトップ下かボランチが走り込んでくれば、相手のボランチ一枚がそれについていかざえるをえません。もしついてこないなら、香川は、そこにスルーパス合わせればいいだけ。



図にするとこういう感じなんですけどね。中央で数的有利を作れてるわけだから、トップ下かボランチからWGに展開するのは簡単なんです。で、展開した後に、トップ下かボランチ一枚が、即座にSBとCBの間に走っていかないといけないのに、そこに走る動きがあんまないのが気になって。あそこに走っていく選手がいれば、ボランチが一枚、それについていかざるを得ないので、中央にスペース作れます。そこに香川がカットインすれば、あとは香川が何とかしてくれるのに勿体ない・・・と思いながら見てたんですけどね。


磐田の4231のほうは、そういう動きがきちんと出来てるんですけど、代表だとそれがあんまないんですね。だから、香川にしろ、途中で入った宮市にしろ独力での突破を選ぶしかなくなってました。もっとも宮市はそれが持ち味なんでそれでいいんですけど。


今の日本は、独力でサイド突破してクロスあげれる選手が香川、宮市、長友と左に揃ってるので、そこまで問題って訳でもないんです。


ただね、ああいうやり方だと香川の良さがでないし勿体ないんですよ。香川の良さって周りを上手く使いながらコンビネーションで裏をとっていく所だし、中央でのコンビネーションをもっと出来る攻撃をやってもいいのにと思ったわけです。もっとも攻撃には5枚くらいしかザックはかけるつもりはないようなんで、枚数的にアレってのもあるんでしょうが。


これをやらないと相手としてはあんまり怖くないんですよ。クロス一辺倒になっちゃうし。ニアにスペース出来てるのに使わないとか勿体ないなあと思ってみてました。


ケンゴが入ってからは、ケンゴはWGにボールが出ると、SBとCBの間に必ず走っていくので中央にスペース出来てること多かったですが、宮市、それを上手く使えてないんですね。ケンゴが相手のボランチを最終ラインに引っ張ってくれてるので、中央にスペースできてるわけで、ドリブルでカットインしていいのに・・・とか思いました。宮市は、ああいう所の判断をあげていかないといけないです。


他にも、やっぱり攻撃が左偏重でして、左と中央固められた不味くないかとか思いまして、相手の監督が先日の日本代表みたら、左と中央固めて、日本代表の攻撃を右に誘導してくると思いますけど、その時にどーするんだとか。


まあ、ザックも色々と考えている訳でしょうから、ザックの修正に期待しましょう。


ではでは。