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サッカーのマッチレポートなどを中心に。その他サッカーのうんちく系ブログ。

Jリーグにおける先制点と優勝チーム、降格チーム

さて、みなさん、こんにちは、はてなブログに引っ越して初の記事は数字遊びでございます。Jリーグ始まって3試合しかやってないのに、いきなり数字遊びかよ!と思う人もいるかもしれませんが、代表期間中なんで、こーゆー事で遊ぶくらいしか記事のネタがないのです。


で、本日のお題は「Jリーグにおける先制点」のお話です。サッカーでは常々、「先制点が大事」と言われます。さて、これはどのくらい大事なのでしょうか?今日はそんなお話です。


サッカーで先制点が重要というのは本当か?


さて、まずはこの話題。サッカーでは先制点が大事と言われますが、これは本当でしょうか?



これ、データで簡単にはじき出せます。Jリーグ試合記録のところに、「状況別勝敗」ってのがございまして、そこに先制した場合の勝率がのってるカラです。ここからデータ引っ張って来て、簡単に計算するとJ1においては、


2007 先制点を取った場合の平均勝率 68%
2008 先制点を取った場合の平均勝率 68%
2009 先制点を取った場合の平均勝率 67%
2010 先制点を取った場合の平均勝率 67%
2011 先制点を取った場合の平均勝率 65%
2012 先制点を取った場合の平均勝率 66%


となりました。J1においては、先制点は非常に重要です。先制点を取ったケースでは、勝率は65~67%まで跳ね上がります。J1ではホームの勝率ですら40%前後である事を考えると先制点が如何に重要かは一目瞭然です。先制点を取った場合、そのチームが勝つ確率は25%程度上がる事になります。


ちなみに、J1における1チームあたり、先制した試合の平均数ですが、これも2007~2012シーズンで安定していて、おおよそ15~16試合程度です。J1の平均的なチームであれば、1シーズンで15~16試合前後、先制できる事になります。



簡単にまとめますと、J1の平均チームであれば、1シーズンにおいて、15試合は先制し、15試合は先制され、4試合は0-0で終わる、という形になります。





んじゃあ、先制された場合の勝率は?


これ、有名な話かもしれませんが、2012年においては広島はリーグ戦34試合中、23試合で先制し、19勝2分2敗でした。先制した試合での勝率は82%となっており、二位以下を10%近く突き放しています。



一方で、先制された試合では全く勝てていません。19勝、全てが先制した試合で、先制された試合では一勝もできませんでした。


2012年の優勝チーム、サンフレッチェ広島の成績をみると


2012年 優勝チームの成績
サンフレッチェ広島 19勝8敗7分
先制した試合    19勝2敗2分
先制された試合    0勝6敗4分


となっています。こうやってみると広島が去年優勝できたのは、先制した試合が平均より多く、その多くを勝ちきったというのが理由になります。先制された試合は、引き分けに持ち込むのがやっとでした。(あと0-0が一試合と少なかったのも大きいです)



で、こう書くと、広島って先制されるとクッソ弱いんだねぇ、とか思われそうですが、実際の所、優勝チームであっても先制された試合では、ほとんど勝ててません。



2011年 優勝チームの成績
柏レイソル     23勝8敗3分
先制した試合    16勝1敗0分
先制された試合    7勝7敗1分


2010年 優勝チームの成績
名古屋グランパス  23勝8敗3分
先制した試合    21勝1敗2分
先制された試合    2勝7敗1分
 

2009年 優勝チームの成績
鹿島アントラーズ  20勝8敗6分
先制した試合    18勝0敗2分
先制された試合    2勝8敗2分



過去3年間だと、こんな感じです。ぶっちゃけ、優勝チームであっても、先制されると、勝つのは非常に難しいんです。2011年の柏は、そういう意味では珍しいチームでした。なんせ、先制された試合の半分くらいをひっくり返した訳ですからね。



え-、先制点取られると、J1の平均的なチームは6割方負けます。これは、優勝チームであっても、それほど変わらない特徴だったりします。優勝するようなチームってのは、先制された試合でもひっくり返せれるから強いんでなく、先制して勝ちきれるから強い訳です。



まあ、このあたりは、それほど珍しい話でもなく、サッカーをよくみてる人なら、先制点取られると、まず勝てないってのは身にしみてると思います。


で、ここからが本題なんですが。



降格するチームの特徴として・・・・


実は、数字遊びしてて、憂鬱な気分になったんですが、優勝するチーム、上位チームの特徴ってのは先制する試合数が多い、先制した試合で勝ちきっているって所になります。



一方で、下位チーム、降格するチームの特徴ってのもあるんです。


えっと、過去4年間の降格したチームと先制した試合の成績を年度別にまとめると


先取点を取った場合
2009 勝率
柏レイソル 5 6 0 0.455
大分トリニータ 6 1 6 0.462
ジェフユナイテッド千葉 3 7 2 0.25
2010
FC東京 8 5 1 0.571
京都サンガF.C. 3 4 2 0.333
湘南ベルマーレ 3 2 2 0.429
2011
モンテディオ山形 4 1 1 0.667
アビスパ福岡 5 0 5 0.5
ヴァンフォーレ甲府 8 2 4 0.571
2012
コンサドーレ札幌 3 0 4 0.429
ヴィッセル神戸 10 2 4 0.625
ガンバ大阪 7 4 2 0.538


こうなります。一目で特徴がわかると思いますが、降格チームってのは、先制できる試合数が少なく、先制した試合でも勝ちきれないって特徴があります。2009年は全チームそれですし、2010年はFC東京以外、それです。2011年は山形は勝率はいいんですが、如何せん、先制した試合が少なすぎます。2012年は、ヴィッセルは例外的なチームです。ただ、勝ち点38で降格した初のチームなわけで、運がなかったとも言えます。ガンバさんは先制した試合での勝率がちょっと悪いです。



こういう訳ですので、降格チームの一つの特徴として、「先制できる試合数が少なく、先制した試合でも勝ちきれない」ってのがあげられます。





さて、今年の降格レースなんですが・・・


シーズン始まったばかりなのでアレですが、今まであげた特徴に当てはまってるチームを3節終わった時点で、さがしてみるとですね、




先制してるのに勝ちきれないチーム
湘南ベルマーレ(二回先制するもドロー)、大分トリニータ(3回先制するも2分1敗)




そもそも先制できてないチーム
川崎、甲府、新潟、清水、磐田




となっています。ちょっと憂鬱になったのは、ベルマーレが先制してるのに勝ち切れてないって所でして、これ、典型的な下位チームの特徴なんで、ちょっと憂鬱な気分になりました。



まあ、そもそも先制すら出来てないチームが5チームあるのが救いといえば救いなんですが、先制してるのに勝ち切れてない湘南と大分は、ちょっと複雑な気分ですよね。湘南は去年のJ2だと、先制した試合では78%の試合で勝ってるのに、いきなりコレはきっついなあ・・・・と。ちなみに大分は79%の試合で勝ってました。これがJ1かあ・・・などと思う次第です。



ちなみに、今年のJ2なんですが、鳥取さんが頑張ってまして、ここまで先制した試合はゼロなんですが、先制された試合を二試合ひっくり返し、千葉相手には先制されながらもドローに持ち込んでます。ちょっとした台風の目になるのか、それとも・・・って感じです。


あと、これも有名な話ですが、今年のマンチェスターユナイテッドは先制された試合が異常に多いんですが、それをことごとくひっくり返して首位に立ってます。これも珍しい話です。



とまあ、本日は、先制された試合での勝率の話とかしてきましたが、今週は久々に代表戦があるんで、おわったらマッチレポでも上げます。ただ、その前に今年の名古屋の話をするかもしれません。個人的に、名古屋は一番、書きにくいチームで、名古屋の試合見ながら「うーん、このチームは・・・一体・・・」なんて頭ひねりながら書いてるんですが。



まあ、今日はこのあたりで。



それでは皆さん、ご機嫌よう。